●飲まず嫌いの方へ
ニュージーランドでの仕事が決まり、「何か、日本の伝統文化について知っておいた方が良いよねえ。」と、軽い気持ちで始めたのが「お茶」でした。
「お茶の作法なんて、堅苦しいし おいしきゃ いいじゃん…。」などと思いながら、ニュージーランドへ発つまでの数カ月の「体験」のつもりでした。
しかし、初めてみると、お菓子はおいしいし、お道具はおもしろい。先生やおけい古に来ている人たちとのおしゃべりも楽しいし… で、すっかりはまってしまいました。
もちろん、茶道のいろいろな決まり事はありますが、「おいしくお茶をいただこう!」というのが本来の目的ですから、当然(?)おけい古も楽しいですよ。
一体、何がどう楽しいか、のぞきにきませんか?
●もう一歩踏み込んでみたい方へ
私達のおけい古場は、季節のお道具が全てそろっています。毎回、お茶碗、棚、水指などのお道具が変わり、それに伴いお点前も変わります。もちろん夏は風炉で冬は炉。お釜が変わればお炭点前も違ってきます。
先生からのちょっとしたアドバイスがお茶の作法の秘密(?)解明につながったりと、常に新しい発見がありますし、お軸の説明をしてもらって、ちょっとした和歌を覚えたりする楽しみもあります。
いつも同じお道具でおけい古するのに飽き飽きしている皆さん、是非、季節の移り変わりが感じられる、本物のおけい古を始めませんか?
●その昔、武士は戦乱の世に在って束の間の平安を茶室にて甘受し、一服の茶を喫することによって亭主と客とが全身全霊をもって向き合った。是則 一期一会
逸れはさて置き、現代のめまぐるしい世情に在って、心の平安を求めるのはなかなか難しい事です。
「お茶」は楽しみながら、心に安らぎをもたらしてくれる…
特に成瀬先生のお稽古場では、肩の凝らない明るいムードでお茶が戴けます。正座で足がしびれたらくずせば良いし、気が向いたらお点前の稽古をさせてもらえば良いので、とっても「お気楽」です。それに抹茶は身体にも良いので、これはもうやるっきゃ無い!
「お茶」で、心も身体もハッピーになりましょう。