1. 鈴鹿山脈/登山日記
  2. 山行記録
  3. 1999年7月25日

鈴鹿・三池岳

八風キャンプ場から射撃場、お菊池を経て三池岳へ登り、八風峠から下った。三池岳への登山道は明瞭だが、お菊池までは急登でしごかれた。八風峠からの下り道は下部で夏草が繁茂して戸惑うところもあったが道はしっかりしている。曇り空で蒸し暑い日だったが、トンボの飛ぶ八風峠は風が吹き抜けて涼しかった。

登山日
1999年7月25日日曜日
ルート
八風キャンプ場-三池岳-八風峠-八風キャンプ場

アプローチ

写真1 八風キャンプ場

八風キャンプ場の駐車場から舗装道(写真1)を歩くと、射撃場の音が大きくなる。小さな橋を渡ると右側に射撃場が見え、80mほど先で道が分岐する。ここには、古びた「八風峠登山道入口」の標識が立てられていた。左が八風峠への林道、右には射撃場の駐車場があって奥に林道が続いている。

射撃場へ右折し地道の林道へ入る。左側に谷が現れると林道は怪しくなる。堰堤があり、次の堰堤までの間、右側に三池岳への登山口がある。小さな標識があるが、これがなければ登山口とは解らないだろう。

三池岳

山道へ入ると植林帯の良い道である。石組みの前を通り尾根上を登ると、鳥獣保護区と「御池峠」の標識があって右へ曲がる。ここから急勾配の尾根をひたすら登る。樹下の道だが、ときどき大木が倒れている。昨年の台風被害か。ササが支配的になると菰野町観光協会の標識に出会った。スズメバチが旋回し始めたので先へ進む。

少しの登りでT字路になり、また標識に出会った。左右の両方向に行き先が記入され、支柱を標識の中心から左へずらしている。意味が曖昧で良くない。

写真2 お菊池

左のお菊池(御池)から人声がする。直ぐに池に到着したが10人ほどの中高年グループが休憩していた。お菊池(写真2)は直径7m位の丸い池で、ササに囲われた大きな水たまりといったところ。「お菊さん献皿」と書かれた白い皿が置かれていた。戯れが過ぎる。

ササの道を歩くと、北面の展望が開けたガレ場に飛び出す。ササ道に戻ると、樹下だが明るい緩やかなピークに着いた。良い雰囲気だが三池岳ではない。前方には三池岳が一段高いピークとして樹間に見える。

三池岳の山頂はただの通り道のよう。標石の周りのササが刈り込まれているが展望なし。早々に立ち去って鈴鹿主稜線の縦走路に出ると展望が広がった。ここにある観光協会の標識は、前方が「竜ヶ岳」、後ろ方向が「御池岳」。脇には「三池岳」と記された石標もある。「御池岳」=「三池岳」のようだ。そして、八風峠は左下方向に降りる。先ほどの中高年グループが騒がしいので竜ヶ岳方向へ少し歩くと東面に開けたガレに出た。お菊池から三池岳の稜線が一望できる。

八風峠

写真3 八風峠鳥居写真4 石地蔵

道標まで引き返すと釈迦ヶ岳、御在所岳方面が曇り空に霞んで見える。いったんガレ状の斜面を下って第1ピークへ登る。振り返ると三池岳のなだらかな盛り上がりを見ることができる。すぐに第2ピークがあり、次の鞍部から登り直すと鳥居を潜って八風峠(写真3)に到着した。峠は広くて風が吹き抜けている。「八風大明神」の石碑や道標があった。

八風峠からの下降は良い道である。どんどん下降していくと赤い前垂れの石地蔵が3体並んでいる。中峠からの道と合流(標識あり)すると流れの左岸となる。右岸に渡ると夏草に覆われて道が消えた。道は水流に沿っているが、あちこちで夏草に隠されていた。

堰堤が現れると道は明瞭になる。堰堤の下で左岸に渡って地道の林道に出るが荒れている。やがて砂利道になると射撃場は近い。

行程表

11:08八風キャンプ場、出発
11:24林道右側の登山口
12:39お菊池(休憩8分)
13:03三池岳山頂
13:07県境縦走路(周辺散策19分)
13:46八風峠(散策23分)
14:35中峠・八風峠分岐点
15:12八風峠登山道入口の標識
15:23八風キャンプ場
(改訂/書式等 2012.09.08)