鈴鹿:藤原岳
3月の積雪量が多かったためだろう、例年になく残雪が多い。特に、展望丘の北面などは相当に雪が残っている。曇り空のためかフクジュソウのつぼみは閉じたまま。藤原岳に花の季節が始まった。登山者が大挙して押し寄せる季節でもある。
- 登山日
- 2000年4月9日土曜日
- ルート
- 聖宝寺道-袴ヶ腰-展望丘-大貝戸道
駐車場
農協の駐車場へ自動車を置いた。ここは、日曜日に観光駐車場として開放されている。場所は西藤原小学校の少し西。この小学校前にも駐車場がある。教員用の駐車場の北側、一段低いところにある砂利敷きの広い駐車場だ。また、西藤原駅・東側の広い駐車場も利用できる。しかし、今は花の季節。休日の遅い時間には、どこの駐車スペースも満車で、駐車場所の確保に苦労することになる。
聖宝寺道


鳴谷神社の階段の取り付きに白いミヤマカタバミの花を見つけた。聖宝寺裏の登山口にも同様。さい先が良いと思ったものの、その後は花を見つけられない。ときおりネコノメソウを見る程度だ。
6合目を過ぎてようやくフクジュソウのつぼみが見え始める。7合目以上の谷中にはまだ雪が残っている。8合目への登りでセツブンソウ(写真1)を見つけたが、あまり数は見られない。
大貝戸からの道と合流する8合目からは雪道に変わった。登山道は凍りついて滑りやすい。雪が溶けて露出した地面には、あちらこちらでフクジュソウが黄色のつぼみを見せている。(写真2:9合目付近)
登山道が水平になり日当たりの良い東斜面の道になると雪解けの泥道に変わった。あとわずかで避難小屋(藤原山荘)に到着する。
展望丘周辺

避難小屋を出発して山頂部を散策する。登山道を離れササの中でもがいていると、時折、雪の残った小広い空間に飛び出す。カモシカの糞なのか、ずいぶんと雪面に散らばっている。
展望丘(山頂)へは、その北面に残った一筋の雪渓を登った。飛び出した稜線は治田峠からの道。右上に山頂が見える。雪を踏み抜かないように展望丘を目指して登る。
大貝戸道
展望丘から避難小屋へ戻る。小屋前の広場やその北西の丘の上は人だかり。まだまだ登ってくる様子だ。周辺のフクジュソウを観察してから下山する。残念ながら、どの花も閉じている。(写真3:フクジュソウ)登山者が多く、この時間でもところにより渋滞。30人以上の団体とすれ違うのは、ちょっと苦痛です。

8合目からは大貝戸道を下る。途中、ミノコバイモの白い花(写真4)を見つけた。写真を撮っていると何人か立ち寄っていく。中には詳しい人もいる様子。ひとしきり話題となる。そんな人達を後に残し、昨年ヤマビルにたかられて以来のハイペースで下った。
天候はあいにくの曇り空だったが人は多かった。小学校前の駐車場には、なんと観光バスが止まっていた。
行程表
7:13 | 農協駐車場 |
7:28 | 聖宝寺裏、裏登山道入口 |
8:56 | 8合目(休憩6分) |
9:45 | 避難小屋、到着(山頂部散策3時間18分) |
13:04 | 避難小屋、出発 |
13:31 | 8合目、大貝戸道へ |
14:45 | 神武神社、登山口 |
14:56 | 農協駐車場 |