1. 鈴鹿山脈/登山日記
  2. 山行記録
  3. 2001年9月24日

鈴鹿:御在所岳

朝明渓谷から根ノ平峠を越えて上水晶谷へ入り、途中から地獄谷の道を御在所岳へ登った。地獄谷にはカマ跡が見られるが上流部の践み跡は薄い。名前ほど恐ろしいところではないが、一般登山道とは言い難い。

登山日
2001年9月24日月曜日
ルート
朝明渓谷-根ノ平峠-上水晶谷-地獄谷-御在所岳-表道

上水晶谷まで

バス停から根ノ平峠への林道を歩く。峠からは愛知川への道を下り、上水晶谷方面への分岐を左折する。ササの中に歩きよい穏やかな道が続いており、最後に尾根を巻くと上水晶谷の水音に混じって人声が聞こえてきた。足元には、イガグリがたくさん落ちている。山はもう秋なのだと、改めて知らされる。

岩を伝って上水晶谷の左岸へ渡る。どこから来たものか子連れの家族が遊んでいた。ここ、愛知川の上水晶谷出合の付近は、なだらかな斜面に疎林が広がるところ。しばらく周辺を散策していると、単独行者2人とすれ違う。杉峠方面への道を見やると、シカが2頭、白い尻を見せて駆け抜けて行った。

上水晶谷

徒渉地点へ戻って右岸の道を国見峠の方向へ登る。左から入ってくる支流を渡り、いいかげんに疲れてきた頃、地獄谷の出合に到着した。地獄谷を示す標識が何枚か掲げられている。ここはカマ跡なのだろうが、積まれていた石は持ち去られ、小さな広場のようになっている。

地獄谷

 写真

対岸へ渡り、地獄谷左岸の践み跡を辿る。すぐにナメ滝(写真)で行き詰まるので、赤テープに従って右岸を登る。滝の下部の赤い岩が印象的だ。滝上からしばらくは、シダが目立つ湿っぽいところ。

やがて左岸の践み跡を歩き、谷中の大岩の右側を歩く。腰丈のササのなかに薄い践み跡が続く。テープを追ううちに、左手に尾根が近づき、右に大岩を見送ると、樹下の斜面をジグザグに登るようになった。疲れた体を引き上げるように登るうちに、雨乞岳が背後にせり上がってくる。やがて山頂から人声が聞こえ、まもなく山頂西端にある展望台の岩場に登り着いた。

登山地図(昭文社エアリアマップ)では、山頂の直前で南の尾根に上がっているが、現在のルートは谷から直接に展望台へ登っているようだ。なお、上水晶谷、地獄谷では登山者に出会うことはなかった。

行程表

8:48朝明渓谷バス停、出発
9:58根ノ平峠(9:58-10:03)
10:38上水晶谷(10:38-11:10)
11:37地獄谷出合(11:37-11:42)
12:45御在所岳山頂
14:26表道へ入る
16:23湯の山温泉バス停
(作成 2001.09.27)(改訂/書式等 2012.11.24)