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  3. 2001年12月2日

鈴鹿:三国岳・焼尾山

鞍掛峠から三国岳を往復した。短時間の行程である。県境稜線の道は少し藪っぽいが、この季節なら問題ない。なお、復路には焼尾山(922m)へ立ち寄った。

登山日
2001年12月2日日曜日
ルート
鞍掛峠-三国岳-鞍掛峠

記録

写真1写真2写真3

鞍掛トンネル東口の駐車場を11時に出発。体が重く感じられ、途中の鉄塔でひと休みする。スミレが咲く日当たりの良い道だ。しかし、到着した鞍掛峠では冷たい風が吹いている。ここから北へ県境稜線の道を登る。

しばらくの間は巡視路に利用されている道だが、なかなか勾配がきつい。また鉄塔で休む。広がる青空が心地よい。登りきると三国岳を示す指導標があった。(写真1)東へは焼尾山への道が分岐している。ここから緩く下ると尾根が狭くなり、右手に三国岳と烏帽子岳が見えた。短時間で往復できるつもりだったが予想以上に距離感がある。

次の890m程の小ピークまでは良い雰囲気が続くが、ここから少しヤブっぽくなった。赤テープを見ながら鞍部へ大きく下り、ちょっとキツイ登りを2つで三国岳の頂上(最高点)に着いた。(写真2)

付近には小さなケルン。すべての葉を落とした広葉樹林は明るく、意外と風がない。雲が多くなってきた。おにぎりをひとつ食べて引き返すことにした。どこかで犬の鳴き声がする。鉄砲を撃たれてはかなわない。

指導標まで帰って焼尾山への道に入る。途中で北側が伐採されており展望が開けた。すぐに到着した焼尾山の頂上はどこだかはっきりしない。青空が消え、御池岳の山頂がそろそろ雲の中に入ろうとしているのが見える。

伐採地に戻って北方を眺めていると、意外なことに青空が広がりだした。三国岳へ続く県境稜線上に影を落としながら雲が流れて行く。遠い霊仙山の山頂部も顔を出した。尾根の北面側にあるのでイワウチワだろうか。あたたかい陽射しが戻ると、いままで赤黒かっただけの葉がキラキラと輝き出した。その赤い色の鮮やかなこと。このありさまを楽しまずして、ここを立ち去ることが出来ようか。(写真:中央右-三国岳)

行程表

11:00鞍掛トンネル東口
11:21鞍掛峠
11:38焼尾山分岐
12:26三国岳山頂、到着(12:26-12:40)
13:24焼尾山分岐(焼尾山へ)
14:22焼尾山分岐へ帰る
14:31鞍掛峠
14:45鞍掛トンネル東口
(作成 2001.12.05)(改訂/書式等 2013.01.03)