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  3. 2002年4月14日

鈴鹿:狗留孫岳・烏帽子岳・三国岳

藤原町・白石の篠立パーキングに自動車を置いて、尾根伝いに北部鈴鹿の4つの山を周回した。花咲く季節、青天井の陽気な道はこれといった危険個所もない。ただ、焼尾山の巡視路で一部の踏み跡が薄いことが問題かも知れない。

登山日
2002年4月14日日曜日
ルート
白石(篠立パーキング)-狗留孫岳-烏帽子岳-三国岳-焼尾山-白石

狗留孫岳

天気は良し。イワウチワの花も見ごろと思われ、久しぶりの早朝出発とした。日の出前、気温6度の道路標示を見て、国道365号線のチェーン脱着場・篠立パーキングに自動車を停めた。綺麗なトイレが目前にあって都合も良い。

写真1写真2

国道を北へ歩いて篠立集落に入り、長楽寺からコンクリート舗装の篠立林道を歩く。しばらくで沢があり、「竜王さん登山口」の標識に出会った。その少し先の道端で、テープとともに「狗留孫岳登山口」の木札が下がっているのを見つけた。これがないと登山口は分かり難そうだ。

狗留孫岳へは雑木林の中に良い道が続いていた。樹林は芽吹いたばかり。2週間もすれば緑のトンネルに変わるのだろうが、いまのところは見通しがよい。突然、目の前を1頭のシカが横切った。多数のシカがいるようで、ときには強い獣臭を感じる。

古田バス停からの登山道を右から合わせると、間もなく反射板のある頂上へ到着した(写真1)。展望は大変に良い。そのまま通り過ぎるのはもったいないので、しばらく展望を楽しんだ。

烏帽子岳

写真3写真4

ここから烏帽子岳へは良く整備された巡視路になり歩きやすい(写真2)。左下へ7・8・9号鉄塔の巡視路をそれぞれ分岐しながら、カタクリの咲く道をルンルン気分で歩く。ただし、この巡視路は烏帽子岳山頂の左を通過しているので、途中から5分ほどササヤブを漕いで山頂へ出た。三角点のある山頂はさらに東にある。

烏帽子岳からの展望は良くないので、早々に三国岳方面へ下る。先程の巡視路が左から合流し、イワウチワ(写真3)の咲く道を歩くと展望の良い岩場に出た(写真4:ソノド・猿登)。

尾根では赤紫のミツバツツジの花が目立つ(写真5)。日蔭の北面には白いタムシバの花が残っているが、日向の南面では真紅のシャクナゲが花を開き始めていた。こんな道はゆっくりと楽しみながら歩くべし。

三国岳

写真5

烏帽子岳-三国岳の尾根の中間で10号鉄塔と出会う。巡視路はここで終わるが、それなりの道が三国岳へと続いている。県境登山道に這い上がれば、すぐに山頂に到着した。

山頂部から鞍掛峠への道を下ると、ずいぶん登山者とすれ違うようになった。鞍部にて、すれ違ったオジサンと話をする機会を得た。そのなかに、これから向かう焼尾山の巡視路に標識を取り付けた話があった。しかし、「道楽で付けたが、直ぐに取り去られてしまった」とのこと。悪さをする人間が入ることを嫌って、山仕事の人が取ったのだろうとのこと。さらに、「白石バス停にある駐車場の便所の前に、案内板を付けておいた」とのことだが?

焼尾山

県境から東の焼尾山方向へ入ると、直ぐに小さいがイワウチワの花畑がある。しかし、ここだけ異常に登山者が多い。ゆっくり過ごすつもりだったが、ソーセージを1本かじって東の巡視路へ出発した。あとは前回(3月30日)と同じルートを下りるばかり。

写真6

駐車場まで帰ると「白石前」のバス停標識があり、便所の前で小さな案内板を見つけた。何度も来ていたが、まったく気付かなかった。ただし、この案内板に書かれている「道標と色テープ」は前記のとおりで、ほとんど見当たらない。

行程表

5:28篠立パーキング
6:02狗留孫岳・登山口
6:45狗留孫岳・山頂(6:45-7:56)
7:48烏帽子岳・三角点(7:48-7:55)
10:33三国岳・山頂
11:40焼尾山
13:36林道に降りる
14:05篠立パーキング
(作成 2002.04.18)(改訂/書式等 2013.05.19)