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  3. 2002年12月15日

鈴鹿:高畑山

鈴鹿峠の西にある展望の山、高畑山(773m)へ登った。登路は白石林道からヤブっぽい北尾根を登るもの。下山路は予想外の積雪で足下が悪かったので、予定していた溝干山から紅皿岳への下降を見送って坂下峠へ。

登山日
2002年12月15日日曜日
ルート
白石林道-北尾根-高畑山-坂下峠

白石林道

国道1号線の蟹ヶ坂から南下し、唐戸川集落を過ぎたところで宮野川沿いの唐戸川林道へ入る。アスファルト舗装の道が続いているが、地形図にある滝谷集落は既に消滅している。小さな橋を渡ると左にコンクリート舗装された白石林道の入口があるので、少し先に自動車を停めた。

白石林道はすぐに地道に変わるが、いまのところ路面状態は良い。やがて左に広い谷が現れると、伐採された対岸の尾根が高畑山から続く北尾根であることに気付く。林道が広くなったところで少し先に踏み跡があったので、ここから谷へ降りて北尾根に取り付くことにする。

北尾根・山頂

写真1写真2

ところが、伐採地はネットフェンスで囲われており、出入り口が見あたらない。右手の川上へ歩くが、杭が2本ほど倒れかけており、付近には獣の白骨が散乱していた。林道終点まで歩くべきだったと後悔したが、仕方ないので今度は左に歩き、ネットの弛んだところを見つけて伐採地を横断して北尾根に登った。

この尾根には薄い踏み跡があり、所々でヤブに出会う。ただ、黙々と登るばかり。右下にチラりと緑色のネットが見えたが、林道終点の砂防工事のものだろうか。標高500m付近から雪が現れて、なんでもないところで尻餅をついた。やがて、ササのなかの道を通り抜けて尾根の末端のようなところに出る。地図上で、尾根が南に曲がる標高600m程のピークなのだろう。ここから南に降ってみるが、その尾根が見あたらない。ピークに引き返すと、南面に戻るようにして踏み跡があることに気付いたので、これを降って尾根上の鞍部に到着した。左に植林帯を見ながら登り、低木とササ(写真1)に変わると背後に展望が広がり、ヒョコリと高畑山の山頂に飛び出した。(写真2)

日当たりの良い山頂の雪はほとんど溶けていた。三角点の傍らに立って360度の展望を楽しんでから南の溝干山へ向かう。

下山

写真3

展望のない溝干山からガレ場を右に見て坂下峠へ急下降する。風が強い坂下峠(写真3)は相変わらず荒れており、四輪車は通過できないが、西側は舗装がずいぶんと伸びてきた。参詣橋を通り過ぎると、大原ダムへの林道から唐戸川林道が右へ分岐しており、寺山峠を越えて駐車地まで良い舗装路が続いていた。手元の登山地図(昭文社・エアリアマップ・2002年版)には、この唐戸川林道の延長部分については、まだ記載がない。

行程表

9:50白石林道へ入る
10:46伐採地から尾根に乗る
12:47高畑山山頂(12:47-13:02)
13:33溝干山(13:33-13:39)
14:03坂下峠
15:41白石林道入口
(作成 2002.12.19)(改訂/書式等 2013.07.27)