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  3. 2003年4月29日

鈴鹿:鎌ヶ岳・御在所岳

今日はゴールデンウイークの初日。昨年9月に訪れた三ツ口谷左岸尾根(日蔭尾根)から鎌ヶ岳へ登り、アカヤシオの開花状況を見るために御在所岳へ立ち寄った。雨には降られなかったが、大半は霧の中を歩くことになってしまい、花々の色も冴えなかった。

登山日
2003年4月29日火曜日
ルート
三ツ口谷左岸尾根-鎌ヶ岳-武平峠-御在所岳-中道

三ツ口谷左岸尾根

写真1写真2写真3

何かとあって鈴鹿の山々へ出かけられぬうちに花の季節は半ばになってしまった。アカヤシオだけは見ておきたいので、今年も御在所岳へ出かけることにした。

鈴鹿スカイラインの料金所跡に自動車を置き、広がり始めた青空を見あげて武平峠方面への旧道を歩く。三ツ口谷入口では堰堤工事が終わっており、周辺の登山道も整備されている。

昨年同様に三ツ口谷の左岸尾根に取り付いた。咲き残ったイワウチワを見ながら急な尾根を登る。風化した花崗岩の岩場へ出ると霧の中に入ってしまい期待した展望を得られない(写真1)。少しの間、尾根からはずれないように岩場を歩く。花の季節に御在所岳から鎌ヶ岳を見ると、この尾根の北面にもたくさんのアカヤシオが咲いていることを観察できる。今日はその現場へやって来たのだけれど、この霧がなんとも残念だ。

満開の花を見て尾根上の踏み跡を登る。ガレ場へ出ると見事に咲く花々を見つけた(写真2)。座り込んで霧が薄くなるのを待ってはみたが無駄なこと。ガレ場を幾つか通過し、やがて低いササの中で踏み跡が曖昧になると、背丈を超えるササ藪に突入して武平峠-鎌ヶ岳間の登山道へ飛び出した。

御在所岳

ここから直ぐに稜線上の岩峰に着くが、東風に吹き上げられる霧のために展望は皆無だ。霧の中で鎌ヶ岳の山頂を踏んで早々に引き返した。しかし、武平峠周辺まで下りると展望が広がって青空も見える。今日はかなり疲れをおぼえるが、峠道上部に見えるアカヤシオの花園をめがけてゆっくり登る。

峠道のアカヤシオを楽しんで山頂部へ登ると、やはり霧になってしまう。アカヤシオの開花状況は陽当たりの良いところで5部咲きから8部咲きといったところか。今年は開花時期が少し早いようだ。下山の中道ではキレットに近づくと満開。地蔵岩付近では花期を終わろうとしていた。

行程表

7:27御在所山の家
7:56三ツ口谷左岸尾根取付点
9:24登山道に出る
9:48鎌ヶ岳(9:48-9:55)
10:41武平峠
12:01御在所岳・三角点
13:12朝陽台から中道へ降る
14:50御在所山の家
(作成 2003.04.30)(改訂/書式等 2013.05.19)