鈴鹿:御在所岳
蒼滝不動から東尾根を登って中道へ。帰路は花を見ながら裏道を下山した。アカヤシオは散ってしまった。シロヤシオの花で山頂がおおわれるまで、あとひととき。
- 登山日
- 2003年5月10日土曜日
- ルート
- 蒼滝不動-東尾根-中道-御在所岳-裏道
記録
曇り空だが体力維持のつもりで御在所岳へ出かけた。時間が遅く、混雑する鈴鹿スカイラインで駐車場所を探すのは面倒なので蒼滝駐車場へ向う。到着した駐車場の利用率は3割程度。蒼滝から東海自然歩道の階段を登って蒼滝不動に到着すれば、目前をロープウェイのゴンドラが行き来する。このまま自然歩道を大石橋まで歩き中道登山口へ行っても良いが、今日は蒼滝不動から東尾根に取り付くことにする。
廃材が置かれたところから登る。藪っぽい急斜面をしばらくで岩が多くなるが、これを過ぎるとスッキリとした樹下の尾根になった。左に温泉街が見え隠れする。小ピークを過ぎると自動車の騒音が右から左に変わった。蒼滝トンネルの上を通過したようだ。左側に赤テープがあり踏み跡が登って来る。これを辿るとトンネル西口の上に出た。さらに南へ踏み跡を追うとロープウェイの2号鉄塔に飛び出す。ちょうど作業員が鉄塔に登っており話し声が聞こえてくる。これで2号~7号までの鉄塔に一度はぶち当たったことになる。


引き返して落ち葉で滑りやすい尾根を急登し、地形図の650m余りのピークへ登り着いた。ここから踏み跡があり、尾根上の露岩からまだ遠い地蔵岩を見上げることが出来る。直ぐに裏道と中道をつなぐ連絡路の小峠に着き、これを利用して中道へ出た。この付近は割谷道や巡視路など錯綜しているが、めずらしいものがある訳でもない。
中道へ出ると団体の中に入ってしまい身動きが取れなくなった。シロヤシオが咲くオバレ石付近でやり過ごしたが、45人いたと下山してきた親子に教えてもらう。キレットで追い付いたが、御在所岳でこんな団体に出会ったのは初めてのこと。
雨が降り出しそうな胸突八丁の道を登ってテラスに到着したが霧で何も見えない。付近ではシロヤシオがツボミをふくらませていた。
アカヤシオが散った東山頂の朝陽台で昼食後、裏道を下る。国見峠を少し下ったあたりのシャクナゲに花がない。ミツバツツジやムシカリを見て降るうちにシロヤシオが多くなった。風が止むのを待って写真を撮る(写真1)。ようやく藤内沢入口の岩小屋でシャクナゲの花を見つけてひと安心(写真2)。今日見たシャクナゲはこの一株だけだった。
行程表
10:48 | 蒼滝不動 |
12:25 | 連絡路に出る |
14:10 | 東山頂・朝陽台(14:10-14:36) |
17:14 | 蒼滝不動 |