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  3. 2004年3月27日

鈴鹿:雲母峰

雲母橋から南尾根の新・旧登山道を登った。現在、歩かれている南尾根上の道に対して、地形図に書き込まれた南尾根の西側斜面を登る炭焼きの道は、入口と出口が解らなくなってしまったが、とても良い道が樹林の中にカマ跡とともに取り残されていた。

登山日
2004年3月27日土曜日
ルート
雲母橋-南尾根(旧道)-雲母峰第2峰-南尾根-雲母橋

記録

鳩ヶ峰からの帰り道に雲母峰へ立ち寄った。雲母橋に自動車を置き、大きくカーブする林道を10分ほど歩けば標識がある登山口に到着する。ここから、スギの植林帯をジグザグに登る。この植林帯は密度が低くて日が差し込むためか、林床は低いササにおおわれている。なんだか公園のようだ。まったく手入れされず、昼でも真っ暗で何か出そうな植林帯も多いが、ここはとても良い。

写真1写真2

植林帯を出ると、「あと1390m」の標識で道が2つに分かれる。左は地形図に書かれた旧道なのだろうが、針金で閉ざされている。そのまま、尾根上の登山道を登って735mピークの直下で南尾根に乗った。

ここで登山道は右折し、南尾根を北へとアップダウンして登ると山頂へ行ける。閉ざされていた旧道も南からここへ上がって来るが、こちらも針金で封鎖されている。旧道は南尾根に乗る付近が低木のジャングルになっており、どこに道があったのか解らなくなってしまった。風ハゲの拡大で道が失われたものか。

この合流点からヤブのなかを西へ降りて、南尾根の山腹を北進する旧道へ出た。入口・出口が曖昧になったが、まだ良い道が残っている。左に鎌ヶ岳を見ながら冬枯れの道を行けば、バイケイソウが頭を出していた。夏になれば相当に茂りそうだ。途中、あやしくなるところもあるが道は水平に続いている。

雲母峰第2峰の西南西あたりで立派なカマ跡があり、ここで道は終わる。今日は、ここから南尾根へ登ってしまった。ハアハアと呼吸をしながら、雲母峰第2峰の山頂に座り込む。県境の鈴鹿主稜線に雪は見えない。ただ、その向こうの雨乞岳はまだ白い。呼吸が整ったところで、南尾根の登山道を引き返した。

行程表

12:50雲母橋
13:00登山口
15:06雲母峰第2峰(15:06-15:13)
16:11雲母橋
(作成 2004.03.31、改訂/書式等 2012.11.11)