鈴鹿:国見岳・御在所岳
国見岳から三岳寺跡を経由して、裏道と鳥居道谷(鳥井戸谷)の間を菰野富士に至る長い尾根がある。この尾根の上部はヤシオ尾根と呼ばれるらしい。鈴鹿スカイライン沿いの鳥居道山キャンプ場からこの尾根を歩いた。割谷の頭までは目印を散見する薄い踏み跡が樹下の尾根に続いており、それ以降は良い道が県境縦走路へと登っていた。
- 登山日
- 2004年4月24日土曜日
- ルート
- 鳥居道山キャンプ場-鳥居道谷右岸尾根-割谷の頭-三岳寺跡-ヤシオ尾根-国見岳-御在所岳-中道
鳥居道谷右岸尾根
四日市から湯の山街道へ入って鈴鹿スカイラインを西進すると、希望荘や熊牧場を過ぎたところで左に大きくカーブして鳥居戸川を渡り、冬季には閉鎖されるゲートを通過する。このカーブ付近が鳥居道山キャンプ場だ。スカイライン西側にあるキャンプ場広場の南端から尾根に取り付いた。



入口は急斜面のヤブだが上には植林帯がある。強引に登ると南隣の小尾根にコンクリートの境界杭が並んでいたので、そちらへ行ってみるが急斜面に変わりない。それでも左下にスカイラインのゲートが見えると、緩やかな登りに変わった。右の鳥居道谷側はスギの植林帯、左は常緑樹が密生する雑木林だ。
しばらく歩くと赤テープを見つけた。鳥居道谷の植林帯から上がってきたものか。その植林帯もすぐに消えてしまう。
緩急を繰り返しなら登る尾根にはイワカガミが咲いていたが、あまり数はない。
572m標高点はすっきりとした尾根の端部にあった。640m付近でペンキマークが残った岩を見て緩く右折すると左に御在所岳が見えたが、それもつかの間のこと。視界を高木に閉ざされ、小さなキレットを通過。岩を登ったり、避けたりしながら尾根を登る。
一段と高度を上げると尾根上の露岩に出た。ようやく広がった展望は見慣れぬもの。前方は国見峠。左の藤内壁が陰影を見せる。(写真1)御在所岳は歪んだ姿で立ち上がり、階段状の中道にはお馴染みの巨岩が立ち並んでいる。(写真2,3)鳥居道谷は萌葱色の新緑だ。強風に帽子を押さえながら、雲が落とす影を見ていた。
気付かずに通過しそうな724m標高点を過ぎて割谷の頭へ登ると、アカヤシオの花が散っていた。ここまで見なかったが、もう散っているとは予想外。今年は開花が早かった。
ヤシオ尾根


三岳寺跡の鞍部に降りれば、観光協会の標識に「腰越峠ヨリ朝明へ 途中から国見岳へも可(ヤシオ尾根)」と落書きされている。その腰越峠の道へ進むと10分余りで左に良い道が分岐しており、すぐに赤旗が立つ展望台に出た。アカヤシオは多いようだが花は散っている。
平成14年の日付がある手作りの小さな標識を見ながら、さらに登って尾根上に立てば、ようやくアカヤシオの花に出会った。青空を背景に赤い花が風に揺れている。
腰越峠からの道に合流して花咲く道を行く。低いササにおおわれた日差しが眩しい道だった。大岩(きのこ岩)に立ち寄るが、強風で吹き飛ばされそう。付近の花は風のためか、みんな南を向いていた。風に当たる手が冷たい。県境の道にも花は続いており、見上げる国見岳の北面を染めていた。(写真4,5)
御在所岳
鳥居道谷の嶽参道を降るつもりだったが、アカヤシオが気になり御在所岳へ向かう。
しかし、国見峠からの御在所北面では開花しておらず、国見岳とは様子が違う。山頂でも陽当たりの良いところでは咲き始めているが、まだ花は少ない。中道を下降すると次第に満開になるが、この時間帯は日陰になるので花の色が冴えない。連休中に、もう一度訪れたい。願わくば、花の下にて .... 昼寝かな。
行程表
8:15 | 鳥居道山キャンプ場 |
9:08 | 572m標高点 |
10:10 | 展望の良い露岩(10:10-10:20) |
10:32 | 724m標高点 |
11:01 | 割谷の頭(11:01-11:10) |
11:22 | 三岳寺跡の鞍部(山岳寺標識、11:22-11:26) |
11:40 | ヤシオ尾根への分岐 |
12:21 | 腰越峠からの道に合流 |
13:30 | 国見岳 |
14:14 | 御在所岳・遊歩道(14:14-15:30) |
16:57 | 中道登山口(鈴鹿スカイライン) |