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鈴鹿:羽鳥峰・金山

午後から朝明渓谷へ入り、短時間で羽鳥峰・金山を巡った。日差しは強いが、梅雨の合間の青空が心地良かった。

登山日
2004年6月13日日曜日
ルート
朝明渓谷-羽鳥峰-金山-中峠-朝明渓谷

羽鳥峰

台風4号の雨雲を押し流すようにして、高気圧が上天気を運んできた。午後になったが、簡単に鈴鹿の稜線に立てる朝明渓谷へ出かけた。渓谷沿いの道路にはあちこちに自動車が停められている。バーベキューだろうか。せめてゴミだけは持ち帰って欲しい。

写真1写真2

到着した朝明渓谷の有料駐車場は6割以上が塞がっており、なんと観光バスも1台置かれている。舗装された道を奥へ入ると伊勢屋小屋の前まで護岸工事が完了しており、付近は様変わりしていた。

そのまま、猫谷の砂防工事道路の跡を終点まで歩く。既に舗装は跡形もなく、表土が流されたゴロゴロ石の道は歩きにくい。しかし、新緑をくぐり抜ける道は気持ちよい。

その道も終点が近づくと青天井で風通しの良い細道になる。終点から溝状の登山道を少し登って県境縦走路に出る。そして、南へ歩けば直ぐに白いハゲ山・羽鳥峰に到着した。(写真1)

何時も登山者で賑わうが誰もいない。もう16:00だが日差しは強い。梅雨時だけあって羽鳥峰峠の水場にも充分な水が流れていた。

中峠から下る

写真3

南の金山へ向かう。最初の登りで振り返ると羽鳥峰を見下ろせた。(写真2)

登山道はササがうるさい。金山(906m)もササの中で展望はないが、中峠までは幾度かガレ場に出合って伊勢側の展望が開ける。その中峠からは水晶岳のアンテナが見えるのだが、今日はお仕舞いにして朝明渓谷へ降った。

この道は悪場を逃げているのだろうが、どこを降っているのか良く解らない。ようやく本流らしいところに降りれば、枝に「あけぼの滝」と書かれた板切が下がっていた。振り返れば、ひと筋の滝。高さは10m余り。今の時期は水量もあり、なかなかきれいに見える。(写真3)

猫谷の河原から西日に照らされたハライドを見上げてから駐車場へ戻った。そこには、最後の一台になった自動車がポツリと残っている。寂しいものだ。

行程表

14:34朝明渓谷・駐車場
15:39道路跡・終点
15:48羽鳥峰(15:48-16:10)
17:07中峠
17:48砂防工事道路
18:05朝明渓谷・駐車場
(作成 2004.06.16、改訂/書式等 2012.11.10)