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  3. 2004年8月14日

鈴鹿:御在所岳

盂蘭盆会のさなかに、道草をしながら中道を登った。

登山日
2004年8月14日土曜日
ルート
中道-御在所岳-ロープウエイ

道草:その1

鈴鹿スカイラインの旧料金所に駐車している自動車は3台。良い天気だ。地形図に書き込まれた中道のルートは、鈴鹿スカイラインの登山口から地蔵岩まで尾根上を登っている。しかし、現実の登山道は2ヶ所でこの尾根を東へ迂回している。登山口を出発して尾根に乗れば、中道は直ぐにこの尾根を右へと迂回して行く。ここが1ヶ所目の迂回ポイント。今日はそのまま尾根を登ってみる。

地形図の破線に相当する道が尾根に残されていないかと探すが、これといったものは見当たらない。あまりヤブっぽくないのが救いだ。岩を避けて登っていくと、見覚えのある小さなケルン(歌碑)に到着した。中道は目前である。結局、道跡といえるほどのものは見あたらなかった。

道草:その2

写真1

しばらく歩けば左側に山頂の展望が開ける。白砂の斜面を登ると標識があり、裏道への連絡路が右へ分岐する。ここが2ヶ所目の迂回ポイントだ。

中道を離れて左へ戻るようにして登る。道形もあればゴミも落ちている。ロープウエイの5号鉄塔への道でもある。次第に急になる斜面を登って、鉄梯子がある大岩の下に到着した。(写真1)この高い梯子を登れば5号鉄塔だが、以前、梯子を降るのが恐かったことを思い出す。錆びた梯子は何だか信用出来ない。5号鉄塔は止めて引き返した。

道草:その3

写真2

中道へ戻ってオバレ石を通過すると樹下の道になるが、直ぐに頭上が開けて尾根に乗り右折する。ここから左下へ尾根を下降する。

入口はヤブっぽくなったが道があり、電信柱を過ぎると小さな鉄梯子を降って、コンクリート製の小屋に着く。これは電気施設なのだろうか。下の5号鉄塔を見下ろせる。(写真2)ここから鉄塔へは降りられないと思う。梯子が途中まであるようだが、木材で補強された鉄梯子など、まったく信用する気になれない。

道草:その4(立岩)

写真3写真4

中道を歩いて地蔵岩を通過すると、いったん樹下の道になる。地面が白砂に覆われたところから、右へ明瞭な道が分岐して北面を降っている。中道から迷い込まないように、普段は分岐の入口に枝が置かれるのが通例だが、その終点には立岩がある。立岩からは展望良し。中道から僅かの距離だが、ここで人に出会ったことはない。

少し降って立岩を見上る。不思議なカタチだ。恐竜が首を持ち上げている姿だと思っている。(写真3)ここからウサギの耳を見下ろすが、まだ裏道に登山者は見えない。

8時にキレットに到着した。登山者は多くない。今日は風があって涼しく、雲も秋のように見える。富士見岩で山頂遊歩道に飛び出せば、さっそく観光客とご対面。

ロープウエイ駅へ行けば、焼き上がったばかりの五平餅が良い匂い。1本買ってロープウエイ乗り場へ向かう。墓参りへ行ってないし、女房の実家にも顔を出さねばならぬ。ロープウェイで下山する理由を心の中で数え上げていた。

行程表

5:45鈴鹿スカイライン・料金所跡
8:03キレット
9:05富士見岩

追記:2012年9月7日

現行の電子国土に記載された中道登山道は、現実的なルートに書き直されている。

(作成 2004.08.16、改訂/書式等 2012.09.07)