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  3. 2005年3月21日

鈴鹿:雲母峰

雲母峰第2峰の南西尾根を登った。春の陽射しで明るい尾根に人の気配はなく、短い距離だが、ゆったりと過ごしたひとときだった。

登山日
2005年3月21日月曜日
ルート
マメドチ谷-南西尾根-雲母峰第2峰(南峰)-南尾根-雲母橋

記録

写真1

宮妻峡の林道(市道水沢宮妻峡線)を歩く。相変わらず通行止だが、崩壊ヵ所の工事は終了したようで、木製歩廊の撤去作業中だった。宮妻峡ヒュッテ手前の谷から押し出された土砂も片づけられている。この谷の名称は「鈴鹿の山と谷」によれば、マメドチ谷らしい。奥にも堰堤がひとつある。

ここから雲母峰のゆったりとした南西尾根を登ることが今日の目的だ。

マメドチ谷右岸の土質の斜面には、大雨が降れば消えそうな踏み跡が残っている。ちょっと危なっかしいが、樹に手が届くようになれば道がしっかりしてくる。やがて尾根上に乗ったと思ったら、意外なことに尾根を離れて西へと斜面を横断して行く。

写真2写真3写真4

崩壊したところにはトラロープがあるので何かと思っていると、植林帯の下端に到着した。意外だった。(こんなところに植林して、どうするの?)

そのまま広い尾根を登り、この南西尾根の東側がスギの植林であることを知った。「トコワラ入口」と書かれた赤ペンキは薄くなっているが、植林帯にはそれなりに手が入っている。そのうち西側にヒノキが現れたが、650m付近の急斜面で植林帯にサヨナラ。

常緑樹が多いけれどジャングルにはなっていない。地面にあるのはイノシシの寝床か。小枝など集められていた。何ということもない冬枯れの尾根なのだが、春の陽射しが心地良い。南側のマメドチ谷源流部もゆったりと広がっている。

やがて、地形図の破線路とクロスするがさらに登る。尾根上がヤブっぽくなったので、南の疎林へ逃げていくと南尾根の登山道に飛び出した。あと僅かで雲母峰の第2峰(南峰)だ。

ここは伊勢湾の展望が良い。そして青い空には飛行機雲がいっぱい。すべて先月に開港した常滑市沖の中部国際空港につながっている。

帰路は南尾根の登山道を下って雲母橋へ降りた。もう春、日没の時刻が遅くなってきた。

行程表

13:20宮妻町・楓谷
13:57マメドチ谷入口
15:34雲母峰第2峰(15:34-15:50)
16:45雲母橋
(作成 2008.12.26、改訂/書式等 2012.07.14)