1. 鈴鹿山脈/登山日記
  2. 山行記録
  3. 2005年5月4日

鈴鹿:釈迦ヶ岳・水晶岳

何時か歩いた道だが、この季節に歩くのは初めて。新緑が鮮やかだったが御在所岳周辺のように花が多くはない。一般登山道であり、どこを歩いていても、それなりに登山者と出会った。

登山日
2005年5月4日水曜日
ルート
朝明渓谷-庵座谷-釈迦ヶ岳-金山-水晶岳-根ノ平峠-朝明渓谷

庵座谷

写真1

朝明渓谷のバス停から山道へ入る。相変わらず尻餅をつきそうな道をキャンプ場へ降り、朝食のキャンパーの脇を通って登山道へ向かう。川沿いに歩き、左側に堰堤の広い河原を見る。山腹道から谷状の道に変わり、川沿いに戻れば前方に庵座滝がチラチラ見える。前回に歩いたのは9年前だが、要所は良く覚えている。

庵座滝はギリギリでカメラに収まった。滝壺へは子連れの親父さんなどもやってくる。気が付けば滝音とは違う重低音、飛行機が上空を通過して行った。気のせいか、最近は鈴鹿の上をよく飛ぶ。

登山道へ戻り、ミツバツツジの花など見ながら歩いて二俣を右へ。二段になった滝を左のルンゼから巻いて、心地よい新緑の谷間を歩く。鉄製の堰堤を過ぎれば谷を離れてロープでひと登り。尾根に取り付いて登れば大蔭のガレ場に出る。この崩壊地形は迫力充分。そして風が涼しい。最後に急勾配を頑張って松尾尾根ノ頭に到着した。

釈迦ヶ岳・水晶岳・根ノ平峠

写真2写真3写真4

国見岳北面がアカヤシオで赤く染まっていることが遠目にも良く解る。しかし、ここにアカヤシオの花はない。同じような花崗岩地帯だと思っていたのだが、この違いはどこから来るのか。ここまで、ハルリンドウ(タテヤマリンドウ)も見ていない。

山頂三角点には日陰がない。少し戻って座り込めば、コンビニで買った昼食を自動車に置いてきたことに気付いた。

県境尾根の登山道は展望が良い。猫岳を過ぎて振り返れば、県境から離れた伊勢側の尾根には何やら花が咲いている。(写真2)なんだろう。断言する自信はないがアカヤシオなのだろう。何時か見に行こう。

人だかりのハト峰、ササばかりで何も見えぬ金山を通過して、これまた久し振りに水晶岳に到着。それなりに展望は良いが、安っぽくペンキで塗られた観測施設はいただけない。

根ノ平峠から見上げる国見岳北面にはアカヤシオがいっぱい。(写真4)しかし、今日のルート上では散ったアカヤシオの花さえ見ることができなかった。釈迦ヶ岳から根ノ平峠までは、土質の登山道で花崗岩がゴロゴロしているところはほとんどない。何となくアカヤシオには似合わないような気がする。さて、燃料切れ。天上の世界には登れない。ここにて退散する。

朝明渓谷まで

新緑がきれい。透過光で見ていると時間が過ぎていく。数は少ないがシロヤシオ、ヨウラクツツジ、ヤマツツジも咲いていた。バス停の時刻表を見ると、運行は季節ダイヤで午前中の1本だけになってしまった。

行程表

6:48朝明渓谷バス停
10:15釈迦ヶ岳(10:15-10:30)
12:02ハト峰(12:02-12:19)
14:06根ノ平峠
16:01バス停(ゆっくり歩いたので時刻は参考にならない。)
(作成 2008.12.26、改訂/書式等 2012.07.14)