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  3. 2005年5月29日

鈴鹿:国見岳

ヤシオ尾根や国見岳北面はシロヤシオが満開。どこも花の密度が高い。山頂へは行かず、青岳から東尾根を伝って権現谷へ降りた。

登山日
2005年5月29日水曜日
ルート
裏道-三岳寺跡-ヤシオ尾根-青岳-東尾根-権現谷-裏道

ヤシオ尾根

写真1写真2
写真3

3週間をおいて、ようやく山登りに出られた。前回、5月7日と同様に裏道経由でヤシオ尾根に入る。

主役の花はシロヤシオに入れ替わったが、曇り空では花の色が冴えない。まあ、涼しくて良いか。尾根上の花咲く道は、腰越峠からの道に合流する付近から圧巻だった。シロヤシオの樹が多く、枝に咲いた花の密度も高い。さらに、ベニドウダン、シャクナゲと紅白の花が揃っている。

今日も時間を気にせずにゆっくりと歩く。最近はこんなことばかり。1081mでは、ブナ清水からの明瞭な踏み跡がササの斜面を上がって来くる。ちょうど登ってきたオバチャンに聞くと、一年前に道はなかったという。

青岳

写真4
写真5

キノコ岩に立ち寄り、県境尾根に出てササの登山道を登る。最初に展望が開けたところが、とりあえず「青岳」。確か、ペンキでそんなことが書かれていたはずだ。

ここから見る国見岳や国見尾根の北面にはシロヤシオが咲き、シャクナゲが紅色のアクセントを添えている。今年の花は格別だ。そして、振り返るヤシオ尾根には一段と花が多い。何故、これほどまでに咲いたのだろうか。(写真4)

青岳・権現谷

写真6写真7

国見岳の山頂には行かずに青岳の東尾根を降った。古いペンキマーク(黄色)が残された踏み跡を降ると、1020mあたりにテープが巻かれており踏み跡が消えた。左下には谷が見えているが高度差がある。

ルートを探して左へ山腹を巻くと長い固定ロープがあったので、これを使って急斜面を降りた。さらに谷を少し降ると滝があり、これも右岸側の岩壁に固定されたロープで4mほど下りる。(写真6)

以降、転石をつたいながら両岸が切り立った谷を行く。やはり、こんなところでも歩く人がいるようで、単独行者らしい靴跡が残されていた。(写真7)

写真8写真9

やがて伏流となり、谷が広がると左岸側斜面が崩壊している。土石流となって流れたものか、土木工事後のように花崗岩が白くてまぶしい。(写真9)

写真10

三段の小滝を過ぎると、右岸側に「花のみち」とかかれた黄色い札。左岸側には良い道。アレ?と思っているうちに登山者が現れて、岳不動経由の国見岳登山道にいることに気付かされた。せっかく不動ヶ谷の出合に立っているのだから、岳不動へ立ち寄った。(写真10)

谷名を調べると、「鈴鹿の山と谷」では下降した青岳東尾根の北側の谷を権現谷としている。

行程表

7:44鈴鹿スカイライン裏道登山口
11:10青岳
12:53不動ヶ谷出合
14:14裏道登山口
(作成 2008.12.26、改訂/書式等 2012.07.14)