鈴鹿:藤原岳
紅葉の聖宝寺を訪ね、そして藤原岳へ登る。山麓の里は秋なれど、すでに山頂は雪と霧の世界になっていた。まもなく、里にも冬が下りてくる。
- 登山日
- 2005年11月30日水曜日
- ルート
- 聖宝寺-聖宝寺道-藤原岳-大貝戸道
聖宝寺


小春日和から一転、昨日から冷え込んできた。国道から大貝戸集落の道に入ると、山頂に雪が見える。西藤原小学校・北側の観光駐車場に自動車を置き、長い石段を登って聖宝寺に着いた。
最後の紅葉を堪能する。陽に透かして見るカエデの鮮やかなこと。観光客が感嘆の声をあげる。境内では降り積もったイチョウの落ち葉を掃除している。ここは意外と暖かい。紅葉と人を眺めて過ごしても良いのだが、この冬、最初の雪を踏んでおこうと藤原岳へ向かった。
藤原岳
聖宝寺道から登る。雨に濡れた2合目付近は滑りやすいので、こんな日は下山に使いたくない。シカの鳴き声を聞いて8合目を通過すると雪が現れた。9合目で一人、避難小屋の手前でまた一人、年配の下山者とすれ違った。到着した避難小屋からは、霧で何も見えやしない。寒いので避難小屋に逃げ込んだが、誰もいない。

8合目から大貝戸道を降った。次の目的地は5合目~4合目の間のゆったり道だ。ここは、いつ来ても良い雰囲気で好きなところ。いまは、シロモジで黄色く染められている。まだ秋が残っていた。

近年、藤原岳の登山道は雨水対策など人手が入っている。しかし、いま以上に荒れが進みそうで気にかかる。ところで、神武神社鳥居前の藤原岳登山口休憩所。町合併で「いなべ市」が出来る前、平成16年2月には既に建物は完成していたのだが、いまだに施錠されたままで駐車場以外は利用できない。
行程表
10:44 | 聖宝寺・出発 |
13:08 | 藤原岳・避難小屋(13:08-13:25) |
15:42 | 大貝戸道登山口・神武神社 |
(作成 2008.12.26、改訂/書式等 2012.07.07)