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鈴鹿:宮指路岳

久し振りに宮指路岳を登った。ルートはヤケギ谷、カワラコバ谷の一般登山道。

登山日
2007年11月25日日曜日
ルート
ヤケギ谷-宮指路岳-カワラコバ谷

林道・御弊線

先週の雪で、鈴鹿スカイラインの滋賀県側は閉鎖されてしまった。このまま、冬季閉鎖に持ち込むつもりだろうか。計画を諦めて、久し振りに宮指路岳へ向かった。小岐須の集落を抜けると、御弊川対岸に紅葉した岩峰・石大神が見える。近藤石灰工業の前から写真を撮った。日曜日だが、頭上のベルトコンベアは稼働している。

写真1

小岐須渓谷・山の家に自動車を置いて出発する。黄葉の御弊林道を徒歩20分で、入道ヶ岳・池ヶ谷登山口を過ぎる。さらに5分で道路は閉鎖、来年2月18日まで、大石橋の橋梁補強工事で通行止との掲示がある。山の家に通行止標識があったが、ここまでは自動車が入っている。宮指路岳の登山口標識はその先にある。

ヤケギ谷

スギの植林帯を歩いて10分。ルートはヤケギ谷とカワラコバ谷に分岐する。今日はヤケギ谷から登る。

谷沿いの登山道は、大雨が降れば削り取られそうな頼りないもの。どこを歩いているのか見当もつかぬうちに1時間経過。通報ポイント6標識が現れると雰囲気が明るく変わり、水音が聞こえるようになった。ここから先は、地形図の等高線間隔が広くなり、ゆったりとした良い感じ。ヤケギ谷のルートを選んだ理由だ。

写真2写真3

通報ポイント7の付近は、せせらぎのコバ。いまは陽が差し込み、ぬくぬくとした小春日和の休み場になっている。ここから尾根に乗り、東海展望の岩場へ寄り道する。

写真4

しかし、この時刻は逆光で南方向の詳細は見えやしない。鈴鹿の主稜線に転じれば犬返しの険に視線が行く。さらに、鈴鹿山脈の稜線を南に追うが登降差は大きい。仙ヶ岳は諦めて、カワラコバ谷を下ることにする。

写真5

尾根上の道からは、のったりと宮指路岳。途中、桑部親子自然教室の古い標識から三体仏岩へ下ってはみるが、岩に近すぎて何も分かりはしない。

写真6

一度、下って登り返せば、ぱっとしない三角点が現れる。山頂広場はその先で、滋賀県側に展望が広がる。黄葉は山頂部を去り、下方の谷へと移ってしまった。北側の尾根へ行けば、向かい側には高丸山と鉄塔、一目でそれとわかる鎌ヶ岳は遠く霞んでいる。

写真7写真8

カワラコバ谷

雪が残る稜線の道を小岐須峠へ下降する。峠の標識を見て、カワラコバ谷へ下れば、黄葉に追いついた。こちらの道はヤケギ谷より良いが、やはり谷道ならば崩壊寸前の箇所もある。一ヵ所、クサリが固定された岩をへつる場所があるが、10年前も同様だった記憶がある。

思い返してみれば、このルートの下部でササを刈る人を見た覚えがある。しかし、そんなササはどこかへ行ってしまったし、小岐須峠にもササは見えなかった。

行程表

8:47小岐須渓谷・山の家
9:13宮指路岳登山口
11:45宮指路岳(11:45 - 12:13)
12:29小岐須峠
13:50登山口
14:15山の家
(作成 2008.12.26、改訂/書式等 2012.06.24)