鈴鹿:青竜山
滋賀県・多賀町の青竜山(333m)に磐座を見ようとでかけた。山頂へは北西端の胡宮神社などから歩道があり、この時期は良い散歩道になる。
- 登山日
- 2007年12月26日水曜日
- ルート
- 胡宮神社-磐座(北峰)-青竜山-磐座-ブルドーザ道-大門池-胡宮神社
記録
多賀大社方面から307号線を南下し、名神高速道路の手前で胡宮神社へ入る。ここは神社の裏口らしい。本殿へ向かって歩く途中に「いわくらの道」の標識があった。


本殿の東から急勾配の山道を登る。その道をサルが降りてくるが、ヒトに気付いて斜面に消える。勾配が緩むと付近は明るくなり、道も良くなった。ここから先は、近年にブルドーザで切り開いた歩道のようだ。敏満寺史跡文化保存会の標識があって「御池」とある。磐座登拝時の潔斎や雨乞いの場であったとのこと。現在、竹垣がされた小池がある。付近にはヌタ場があり、イノシシが掘り返すものか歩道は荒れていた。


歩道は北峰と本峰(三角点)間の鞍部に達する。ここからは、それぞれに向けて歩道があるので、北峰の磐座へ向かった。

磐座は西面が開け、小祠が置かれている。高さ4m余り、扁平の岩を重ねて南へ傾けたよう。右側は雑木に隠されている。付近に岩がないので目立ちはするが、強烈な印象を与えるようなものでもない。周辺に木立があるので展望はないが、この位置は胡宮神社の真上に相当する。
易々と到達できたためか、有難味も感じられぬまま、しばらく磐座に留まった。大方は日陰の中にあった磐座の西面に陽が差し始めた。雑木を払えば印象も変わると思うのだが。


磐座から三角点のある本峰を往復した。尾根上の歩道は西側が伐採され、それなりに展望がある。琵琶湖が見えるが、その展望台としては高度不足だと思う。歩道は三角点から南西へ下っているが磐座へ引き返して、胡宮神社へ向かった。
何時ものコトながら、止せば良いのにと思いつつ「御池」の標識からブルドーザ道へ入った。この道には標識がなく、歩道としても整備されてはいない。案の定、胡宮神社とは反対方向へ連れて行かれる。
途中、「宝くじ桜植栽地」の真新しい石標が現れて、年末ジャンボが文字通りに花と散ったことを教えてくれる。青竜山の西面を三角点の西側まで戻り、ジグザグに下降して道路へ降りた。
これを北へ行けばフェンスで行き止まり。引き返して南へ歩き、高速道路を潜って猪害防止の柵を自分で開閉する。大門池を経由して胡宮神社へ帰ってきた。結局、なかなか良い散歩道だったが、夏季のブルドーザ道は草が繁って辛いかも知れない。
行程表
11:29 | 胡宮神社 |
11:53 | 磐座(11:53 - 12:11) |
12:25 | 山頂(三角点・12:25 - 12:37) |
12:47 | 磐座(12:47 - 13:04) |
13:48 | 名神高速道路 |
14:07 | 胡宮神社 |