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鈴鹿:尾高山

鈴鹿前衛の低山、尾高山へ出かけた。歩いたコースは良く維持されており短時間で周回できたが、紅葉は期待はずれに終わった。

登山日
2010年11月23日火曜日
ルート
尾高観音-行者コース-尾高山-長坂コース-尾高キャンプ場

尾高観音

雨上がりの朝。快晴なれど鈴鹿主稜線は雲の中にある。その上には満月が残り、背後からは朱い太陽が昇る。沈んでいた紅葉の色彩が赤みを帯びて輝き出す。

写真1

期待感は膨れ上がるけれど、306号線で尾高高原の入口を見失った。久し振りの再訪なので仕方ない。焼合橋北のコインランドリーがある地味な角から西へ入れば正解だ。

尾高観音前の駐車場に自動車を置いた。12年前にあったハイキングコースの案内板は見当たらない。「尾高山十一面千手観世音菩薩」の看板に従って杉木立の道を歩き、六角形の尾高観音堂(尾高山引接寺)に到着する。社務所の新設工事中だった。

行者コース

観音堂左手からハイキングコースを登る。東屋は絶景ポイントだったが、成長した植林に目隠しされてしまった。右手に現れる石像は役の行者座像だろうか。

ハイキングコースと呼称しているが、数ヶ所に固定ロープがあり、急勾配の道が続く。標識に出合えば、下山道が長坂コース、見晴コース、行者コース(尾高観音)の3つに分岐する地点だ。この先で洗谷コースの標識も現れるが通行止め、行止りと落書きされて、入口には枝が置かれていた。地形図にある破線だが廃道にしたものか。

尾高山

写真3写真4

山頂からは北東方面に展望がある。展望台もあるが、吹き飛ばされそうな突風に地面へ退散した。松が大きく揺れ、台風のような強風が吹き荒れている。今日は雨上がりの北風を避けて尾高山を選択したが、これほどの強風は予想しなかった。

写真5

山頂南面の大石からは、焼合川越しに紅葉した自他ヶ峰が望まれる。その上に、雲の中から鎌ヶ岳が頂を見せた。

長坂コース

引き返して長坂コースを下る。最初は浅い谷状だが、石垣から尾根道に変わる。行者コースより歩きやすい。こちらも常緑樹主体の道で、植林はないが紅葉は期待はずれ。勾配が緩み、ササが現れると展望の良い公園に飛び出す。バーベキューハウスを見て、公園整備の予定地だろうか、殺風景な斜面を下ると舗装された林道に出る。

写真6写真7

この林道は尾高キャンプ場をジグザグに下る。場内のカエデが見頃だった。山中では、登山者にも、獣にも、出合うことなし。

行程表

7:03駐車場
8:00尾高山・山頂展望台
8:27山頂出発
9:24駐車場
(作成 2010.11.25)(地図削除 2014.08.02)