鈴鹿:雲母峰
週末の天気予報を反故にして穏やかな天気になりそうなので、遅い時刻になったが雲母峰へ出発。林道を登り、鉱山跡経由で下山した。
- 登山日
- 2012年1月22日日曜日
- ルート
- 林道湯森谷線-林道雲母ヶ峰線-雲母峰-鉱山跡-東海自然歩道
林道歩き

自動車で林道・湯森谷線(東海自然歩道)の入口に到着。菰野町内の東海自然歩道は平成20年度の災害以降、全線通行止と表示があり、林道入口にはフェンスが置かれている。林道脇に自動車を止めて出発した。
林道には全く問題なく、東屋を過ぎて林道・雲母ヶ峰線へ入れば、宇曾利山越しに積雪した御在所岳、国見岳、釈迦ヶ岳が望まれる。
菰野雨量観測局と表記された装置のフェンスには、まだ「毎日登山」と書かれた板切れが残されている。何処のどなたか知らぬが、現在も続けているのだろうか。
【以下の記載は旧電子国土に関するもの。新しい地理院地図では問題ない。電子国土の地図は運用が終了したので削除した。】
上図は、GPS(Germin eTrexH)で取得した軌跡データを電子国土の地図情報に重ねたものだ。赤色が登路、緑色が下山路である。

地図中央の反射板付近で、軌跡が地図上の林道から100m以上も北東へ外れてしまった。しかし、地図表示をNLII2(オルソ化空中写真)に切り替えると、軌道と写真上の林道は一致する。
また、林道直近に設置されている反射板の位置は、現場の銘板に記載された位置情報を Web版 TKY2JGD で日本測地系から世界測地系に変換してプロットしてあるが、これも地図上の林道から大きく外れている。軌跡、オルソ化空中写真、反射板位置ともに地図から外れているので、どうやら地図に記載された林道位置がおかしいようだ。地図作成の過程で何があったのだろうか。
雲母峰


ほとんど雪がない林道を歩いて雲母ヶ峰線の終点に着いた。先週は暖かい日が続いたが、これは予想外。ここから植林帯の山道へ入る。初めて瀬戸川の登山道を登ったときはススキのなかへ突っ込んだ記憶があるが、いまはキレイ、サッパリ。
登り着いた雲母峰第2峰には風がない。寒くはないが、霞んだ展望で詰まらない。先客は2組、3人。林道終点から登ってきた団体さんが来たところで出発、三角点に立ち寄って林道へ下り、登山道を下山した。
鉱山跡




使われなくなった林道を歩いて鉱山跡へ向かう。ロボット雨量観測所は撤去されたのか。気付かぬうちに通り過ぎて、放置トラック(Mazda Titan)まで来た。1970年代のモデルらしいが、地面が崩れて大方は宙に浮いている。
この先の林道は土砂で埋まっているが、水平に歩いて露天掘りの鉱山跡に着く。肥料用の消石灰を作っていたとのこと。南側の尾根から登山者2人が下りてきた。ここでヒトの姿を見るのは初めてだ。鉱山跡から植林帯の良い道を東海自然歩道(林道)に下りて、自動車を回収した。
行程表
9:49 | 湯森谷線入口 |
11:29 | 林道終点 |
11:52 | 雲母峰第2峰 |
12:17 | 雲母峰三角点 |
13:43 | 東海背善歩道へ下りる |
14:11 | 湯森谷線入口に戻る |