鈴鹿:鎌掛谷ホンシャクナゲ群落・西山
滋賀県日野町の国指定天然記念物・鎌掛谷ホンシャクナゲ群落で満開のシャクナゲを見物した。ついでに、鎌掛峠から宝殿林道を歩いて西山(722m)を往復した。林道終点の丸芽山(P633)以降のルートは踏跡薄く一般向けでない。
- 登山日
- 2014年5月3日土曜日
- ルート
- 駐車場-鎌掛谷ホンシャクナゲ群落-駐車場-鎌掛峠-西山-鎌掛峠-駐車場
鎌掛谷ホンシャクナゲ群落
湯の山温泉や三池岳ではシャクナゲの花やツボミが多かったので、気になっていた鎌掛谷ホンシャクナゲ群落へ出かけた。
音羽から鎌掛峠を越えると近江ヒルズGCの入口に無料駐車場があり、ここから無料バスが徒歩15分ほどの距離を頻繁に往復している。保全協力金400円を支払い、車道を離れて耶斧岨(やぶそ)川沿いの遊歩道を歩く。チラシには鎌掛(かいがけ)のシャクナゲ渓では標高350m前後の低い位置にシャクナゲが群生しており大変珍しいとある。

分岐からBコースを登ると展望所があり、対岸の山腹に群生するシャクナゲを見られる。まさに群落、写真で一部を切り取るだけでは、うまく表現できない。


Aコースを下りれば、群落下端部を渓流対岸の間近に見て散策できる。日野観光協会のサイトに4月29日付で「今年は花のつぼみも例年になく多く、今週いっぱいは綺麗な花を楽しめそうです」とあるとおり。
ところで、Aコースを下りたところにロープがあり、渓谷には登山道がないので奥へ入るなとの「警告」がある。仕方ないので駐車場へ引き返した。
西山
鎌掛峠の貯水池北側から地道の宝殿林道へ入る。林道は良い状態で、日野町猟区の看板がある丸芽山(P633)北側の終点まで歩いたが、ヒノキの植林帯で展望が無く飽き飽きする。丸芽山以降の尾根歩きは、登山地図(昭文社・山と高原地図44)に赤い実線が引かれているが踏み跡は薄く、下りる尾根を間違えては修正した。




西山の山頂部は東に展望が拡がる笹原。西側にはヌタ場がある。大河原集落と野州川ダムや、綿向山が望まれるが大気に透明感が無いのは残念。二等三角点の点名は瀬音村、今年4月1日の標高改算で標高721.80mとなっているが地理院地図は722.0mのまま。なお、猪ノ鼻ヶ岳(宝殿山)への登りは東側にテープがあったが見送った。
行程表
9:29 | 駐車場 |
10:06 | シャクナゲ群落展望所(12:37-13:02) |
10:58 | 駐車場 |
10:06 | 鎌掛峠(12:37-13:02) |
11:12 | 宝殿林道終点 |
12:37 | シャクナゲ群落展望所(12:37-13:02) |
13:26 | 西山・三角点 |
15:03 | 鎌掛峠 |
15:13 | 駐車場 |