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  3. 2018年2月4日

鈴鹿:那須ヶ原山

大原ダム(大原貯水池)から参道橋経由で雪の那須ヶ原山を往復した。六合目から八合目では背後に鈴鹿山脈や琵琶湖の展望が拡がった。

登山日
2018年2月4日日曜日
ルート
大原ダム-参道橋-那須ヶ原山-参道橋-大原ダム

那須ヶ原山

写真1 参道橋手前写真2 二合目小屋

大原ダムの管理事務所手前に自動車を置いた。ここから先の林道は日陰で路面が凍結しており、轍は続いているが歩くことにする。名称は貯水池の案内板によれば林道・神唐戸川線らしい。

到着した参道橋からの登山ルートは昨年に確認済み。2~3人分の足跡が残る登山道を歩く。二合目小屋で積雪は3センチ程。植林下の参詣道を登り、四合目を過ぎて尾根に乗ると強風があって猛烈に寒い。Tシャツでは無理なので、ジャージとヤッケを引っ張り出した。

五合目でネットフェンスの扉を通過すると八合目まで青天井の雪道になる。背後には鈴鹿山脈中部の綿向山、雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳が並んでいる。登るに従い展望方向は西へ変わり、琵琶湖や比良の山々が見え始める。右手の植林は強風に揺れているが、この斜面には風がない。展望を求めて何度も振り返るのでペースは上がらない。

写真3 五合目写真4 五合目付近から
写真5 六合目から鈴鹿山脈中央部の山々(綿向山・雨乞岳・御在所岳・鎌ヶ岳)
写真6 八合目付近写真7 八合目付近から、大原ダムが見える
写真8 八合目過ぎの植林帯写真9 山頂避難小屋
写真10 山頂、那須ヶ原神社

八合目で再度ネットフェンスの扉を通過して植林帯に入る。急斜面の上部を横断し、南へ右折して尾根に乗る。積雪10~15センチくらいの雪はサラサラ、展望も良いが風が吹き付けて寒い。櫟野ダムの標識が現れれ、ひと頑張りで山頂に達した。

那須ヶ原神社がある山頂は展望がない。鼻水を拭いて早々に下山した。既に花粉症の薬ザイザルを飲み始めてはいるのだが。

大原ダム

林道を戻ると、大原ダムの手前で北へ入る道がある。「大原ダムキャンプ場」標識や朽ちかけた「鈴鹿国定公園大原ダム野営場・探勝路」の案内板があるが、この道は地図に記載がない。

写真11 那須ヶ原山、大原ダム、左端に弁財天社

管理事務所に戻ると対岸に朱い鳥居が見えた。通称、大原ダム神社、弁財天を祀るらしいが立入禁止区域内とのこと。大原ダムは堤高27.4m、堤長209.2mのフィルダムと案内板にある。残念ながら堤体上部は立入禁止。自動車で堤体の対岸側(県道沿い)へ行くと那須ヶ原山が良く見えた。弁財天社も近い。ここは遙拝所なのかも知れない。

那須ヶ原山は標高800mだが、往復4時間で雪の山を楽しめた。登山者は出発時に駐車地で1人に出合ったのみ。林道では参道橋近くで走行中の自動車2台を見ている。管理事務所には人の気配なし。登山靴は左足の爪先が少々湿って気になった。靴底を張り替えて5年ほど経過したが、接着部分に問題ないことは点検済み。防水処理が不充分か。まあ大分、草臥れているが。

行程表

10:14大原ダム管理事務所手前の駐車地
10:52参道橋(10:52-10:55)
12:23那須ヶ原山山頂(12:23-12:25)
13:23参道橋
14:09駐車地
(作成 2018.02.05)