鈴鹿:鍋尻山
岐阜県側の時山集落から林道を歩き、五僧、保月経由で鍋尻山を往復した。全行程が舗装された林道歩きには疲れた。
- 登山日
- 2018年3月17日土曜日
- ルート
- 時山-五僧-保月-鍋尻山-保月-五僧-時山
時山多賀林道・アサハギ谷林道・保月集落
時山集落を通り抜け、藪谷林道の分岐から西約200mで時山多賀林道の冬季閉鎖ゲートに到着した。標柱には延長3310m、幅員4.0mとある。ゲート手前に数台は駐車できそうな空き地があったので自動車を置いた。
林道ではブルドーザが路面の清掃作業中。谷側の関西電力の405鉄塔を通過すると根尾開発の大規模な植林地があり、既に重機が稼働している。これ以降、残雪や小規模な路肩崩壊があるが、歩行には支障なし。


五僧峠では民家2軒の雨戸が抜け、床が落ちている。権現谷林道に降りると周辺は墓地。墓石などが10基ほど見える。北へ歩くと、再度墓石と電信柱がある。電線は切られ、地理院地図に書き込まれている建屋は撤去済み。
アサハギ谷林道に入る。古い標柱には、延長2000m、幅員3.6m、昭和43年竣工と読めた。日陰が続き、倒木混じりの土砂が数ヶ所で道を塞ぐ。足下は雪と氷、右側は谷へ切れ落ちている。ここで後方から来たハイカー?に追い抜かれて驚く。


アサハギ谷林道が南西に方向を変えると、路面は浅い雪道に変わった。Uターンして左岸の道になると日当たり良好で雪はなし。送電線下を通過すると「これより林道」標識がある。ここがアサハギ谷林道の終点だったのか。この先、植林帯の舗装路は既に除雪されている。さすがに想定外。もちろん滋賀県の道路規制情報では上石津多賀線は通行止だ。
明るい保月集落の県道を歩く。照西寺を通過すると自動車が一台。夫婦が何か作業をしている。神社前を通過すると、曲がり角に鍋尻山の登山口があった。
鍋尻山
ようやく土の道。登山口から溝道を歩き、標識で左折して尾根を登る。周辺は立ち枯れており、登山道は落ち葉で不明瞭だが目印はある。植生保護用のネットが目立つが大方は倒れていた。明るい斜面を登ると満開目前のフクジュソウ。更に登れば展望が拡がる。



御池岳北面がいぶし銀のように輝いている。しかし、カレンフェルトがある山頂三角点に移動すると立木が邪魔。雪上の靴跡は北側からの登山者か。展望地に引き返し、フクジュソウと戯れてから下山した。
帰路


保月に戻ると集落にフクジュソウが咲いている。集落はずれの林道脇にも見たが密度は低い。ここで三脚を積んだスクータに追い抜かれる。しかし、当然ながら戻ってきた。
アサハギ谷林道のアイスバーンでは転倒。油断大敵。五僧で石地蔵を探すと、林道の南に南向きで残っていた。石垣が残り岐阜県側へ旧道が降りているが、往路の林道から見下ろした谷底の旧道は倒木があって面倒っぽい。帰路も林道を帰った。

林道の清掃作業と出合う。700mほど進んだか。ブルドーザですくい上げた小石、土砂、枯れ葉を谷側へ落としている。危ないので立ち止まると作業員の爺様に捕まった。釣りかと問われる。密漁などしていない。登山と答えれば、保月のお宮さんの裏から登ったのかと再度問われた。昔は良く登ったのだとか。白工組とあったが白石工業の仕事をしていたのだろうか。
僅か6時間の行程だが疲れていたので先を急ぎ、花粉症に悩みながら帰宅した。今年は2月のウメは遅れたが、サクラの開花は早いとの予想が出ている。
行程表
9:34 | 時山多賀林道ゲート |
10:21 | 五僧 |
11:32 | 鍋尻山登山口(保月) |
12:17 | 鍋尻山山頂(12:17-12:22) |
13:13 | 登山口 |
14:39 | 五僧(14:39-14:45) |
15:34 | 林道ゲート |