鈴鹿:ブナ清水
小雨のブナ清水へ。霧で視界不明瞭なヤシオ尾根ではシロヤシオの開花は不調だった。
- 登山日
- 2020年5月24日日曜日
- ルート
- 朝明渓谷-ブナ清水-ヤシオ尾根-青岳-根ノ平峠-散策路-朝明渓谷
ブナ清水
天候は回復基調。しかし、朝明渓谷に入ると雲が低く路面は濡れている。それでも駐車場は盛況で駐車率7割くらい。庵座谷方面へ向かう登山者が目立つ。
伊勢屋小屋付近から小雨になった。無風。伊勢谷の登山道では下山する単独者5人と出合う。ブナ清水の入口標識から霧の伊勢谷源流部を歩いた。踏み跡は随分と明瞭になった。付近のヤマツツジはツボミ。見つけたシャクナゲの花は一株だけ。ブナ清水を通過するとシロヤシオの花が散っていたが、1000mを超えると花が残っている。御在所ロープウエイの開花情報では、シロヤシオは「咲き始め」だが信用できない。




雨が止んでヤシオ尾根に上がれば霧で真っ白。青岳で振り返るがヤシオ尾根は見えやしない。国見岳山頂では霧の中で青い鳥(オオルリ)に出合った経験があるが、都合の良いことばかりあるまい。山頂は止めて県境尾根を根ノ平峠へ下った。登山道周辺のシロヤシオは良く咲いている木もあれば、極端に花が少ない木や花がない木もある。シャクナゲの花はお仕舞い間近。

根ノ平峠では薄日が射したが、周辺の稜線は雲のなか。峠ではサラサドウダンが多数の花をつけているが、シロヤシオ同様に花が少ない木もある。

ブナ清水の入口付近でヤマツツジを眺めて本日は終了。朝明渓谷散策路の尾根コ-ス、炭焼きの小径を歩いて駐車場に帰った。登山道にて出合った登山者は29人也。
新型コロナウイルスのメモ
5月14日、東海三県などの緊急事態宣言が解除され、三重県指針が示された。三密禁止や県間移動の自粛が要請されている。藤原岳では23日にようやく駐車場(いなべ市)を開放、竜ヶ岳の入山禁止(宇賀渓観光協会)は継続。菰野町、朝明観光協会は既に駐車場を開放。四日市の宮妻峡ヒュッテは休業だが駐車場は開放されていた。鈴鹿市観光協会は入山自粛の文書をサイトに掲示したままに観光案内所の窓口業務を19日に再開。鈴鹿市内のパチンコは営業しているが登山は自粛だと宣う。
山岳四団体による山岳スポーツ愛好者の皆様へ(2)は、当然ながら解除地域での自粛要請が削除された。
残った首都圏と北海道も25日夕刻に緊急事態宣言を解除された。今後、感染者数を抑えることで経済をまわしながら、医療崩壊を阻止しつつ、集団免疫を獲得できるという抗体保有率(感染率)60%を目指すのだろう。ワクチンが開発されるまでの間、経済のために捨て石が必要なのは明らか。捨て石が嫌なら、山歩きも接触機会の低減に配慮することになる。
行程表
8:22 | 朝明渓谷駐車場、出発 |
9:26 | ブナ清水入口標識(根ノ平峠手前) |
9:58 | ブナ清水 |
10:32 | ヤシオ尾根に上がる |
11:12 | 青岳 |
12:17 | 根ノ平峠(12:17-12:25) |
13:54 | ハライド登山口 |
14:09 | 駐車場 |