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  3. 2013年10月13日

鈴鹿:藤原岳

久し振りに無雪期の藤原岳に登った。藤原岳は全山でササ枯れしており、風景が一変していることに驚いた。麓の坂本では鳴谷神社の祭礼である。

登山日
2013年10月13日日曜日
ルート
木和田尾-北西峰(頭陀ヶ平)-天狗岩-展望丘-大貝戸道(表道)

登山口まで

写真1写真2

大貝戸道登山口の藤原岳登山口休憩所に自動車を置き、木和田尾の登山口まで歩く。既に駐車場所15台分のうち半数は埋まっていた。利用したトイレは清潔だが収容能力が小さい。

道端にコスモスの花を見て藤井電器まで下り、西進すればJA前の近藤ソゥイングには小美冬桜の花がある。鳴谷神社前を通過すると「坂本曳山車囃子」の幡があり、坂本地区公会堂は祭の準備らしい。ここにある縦長の建屋が山車の車庫であることに、ようやく気付いた。

左遠方に坂本谷の砂防ダムを見て歩き、道路が広くなると東海自然歩道が左へ分岐するが、「屋根のない学校」から迂回せよとある。その「学校」から「簡易パーキング」に出て国道306号線を歩くが交通量の多さが嫌になり、養鱒場入口から電柵の農道経由で冷川林道へ入った。

山口配水池の「白瀬峠登山口」標識の附近には自動車数台。御池岳に向かったものか。

地図の大きさ:600×150 600×500 600×600

地図の大きさ:600×150 600×500 600×600 説明:地図表示について

この地図は地理院地図にGPS(eTrex30)の軌跡を編集して描画したものである。(:木和田尾の標識位置、:R201鉄塔、:池、:出発地の藤原岳登山口休憩所)

木和田尾

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登山口から林道沿いに歩き、真新しい丸木橋で谷を横断して、その谷の左岸を登る。植林帯の枯れ谷は荒れているが登山道は整備されている。GPSの現在位置の表示は右岸だが、間違いに気付いたのかゴメンも言わずに表示が左岸へ移動し始める。奇妙な軌跡が残った。

水音がすると右岸に渡り、二又では向かって左へ入る。やがて右岸尾根上の鉄塔が樹間越しに見えるが、登山道は左岸尾根に登る。再度の植林帯は時計方向に植林境界を回り込み、植林が果てたところで表示に従いR203鉄塔へ立ち寄った。

右手の谷が削られており、「山口区入口」の赤ペンキと新しい標識(いなべ市設置)に出合う。踏み跡は消失、647m標高点へ続く尾根に登る。昭文社の「山と高原地図」は647m経由で尾根上に破線があるが随分と違う。下山時には647mに行ってしまいそうだ。

ここからは尾根上の道。古いペンキマークを確認しながら登る。R201鉄塔からは展望良し。この送電線は伊勢幹線だったが「鈴鹿幹線」のシールが黄色い案内板に貼られている。

ようやく旧坂本谷登山道との十字路標識に到着。土石流で消失した坂本谷登山道は×印だ。白船峠(白瀬峠)経由なら道が解りやすいだろうが、北西峰(頭陀ヶ平)への直登ルートを行く。ここで単独の下山者に出会った。早い。

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消える踏み跡、シダの細道、登山道は分かり難いが、久し振りの快晴登山で気分は爽快。次第に展望が拡がり、県境のL201鉄塔経由で北西峰(R198鉄塔)に到着した。

1999年3月28日に坂本谷のフクジュソウ見物後に北西峰から木和田尾を下降しているが、当時より登山道が分かり難い印象だ。ササ枯れで道が目立たなくなった。登山地図の難路扱いは妥当なところ。

北西峰(頭陀ヶ平)

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記憶に残っている北西峰は、深いササのなかに三角点測量櫓の残骸というもの。しかし、現在は素っ裸で、コンクリート製の山頂ヘリポートも丸見えだ。地面には枯れたササが白い破片を曝している。

藤原岳山頂部

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白い花はゴマナとマツカゼソウ。見栄えがする花ではない。足下の草を掘ると出てきたのはリンドウ。一株しか見つからない。

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天狗岩経由で避難小屋(藤原山荘)へ向かった。天狗岩からは多数の登山者と出会う。ササがなくなったので以前より石灰岩が目立つようになった。また、ササと交代したシダが冬枯れで褐色になり、山頂部の風景がカラフルになった。

展望丘

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避難小屋から展望丘へ向かう。あの深いササは枯れて茎が白く残っている。右に天狗岩を見て登る道は、見たこともなかった褐色の斜面だ。振り返る袴ヶ腰方面にもササの深緑はない。山頂の覚禮霊神碑は倒れたようだ。ベンチ代わりにしては申し訳ないのだが。避難小屋出発14時を期限に徘徊してみる。

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時間切れで撤退。大貝戸道(表道)を下山する。登山者多数。相変わらず石コロで歩きにくい道だ。15時前というのに登山道は夕方の雰囲気。聴力が衰えた耳にも時折、聞こえるのは祭の太鼓らしい。

久し振りの長距離で疲れたが、登山口の神武神社に参拝後、坂本の鳴谷神社へ向かった。車道には提灯がぶら下がり、祭装束の通行人が見られる。

鳴谷神社祭礼

写真24写真25写真26 参道

鳴谷神社の参道入口の幡には日吉山王とある。比叡山のように聖宝寺の鎮守としてあるのだろう。「坂本」という地名も同様か。今日は良い山歩きが出来た。山の神様に無事登山の御礼をして帰路に着いた。

行程表

6:50藤原岳登山口休憩所
7:44白瀬峠登山口標識
9:38十字路(木和田尾直登と白船峠(白瀬峠)の分岐)
10:42北西峰(頭陀ヶ平)
12:00天狗岩(12:00-12:11)
12:46避難小屋(藤原山荘)
13:09展望丘
14:06避難小屋出発
15:39藤原岳登山口休憩所
(作成 2013.10.14)(変更/地図を電子国土ver3→地理院地図 2014.05.04)