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  3. 2015年10月18日

鈴鹿:霊仙山

柏原から鈴鹿山脈の北端・霊仙山へ登った。

ササが消えた山頂部は白いカレンフェルトが姿を現し、三角点からは琵琶湖の展望が広がる。この爽快感は鈴鹿随一だろう。

登山日
2015年10月18日日曜日
ルート
柏原駅-柏原道-霊仙山-榑ヶ畑道-醒ヶ井養鱒場-上丹生-醒ヶ井駅

柏原道

柏原駅の名所案内板によれば、霊仙山の山頂まで8.5km。一人きりの駅員に切符を渡して出発する。中山道を横断し、名神高速道路を通過すると霊仙山登山道入口の表示がある。イノシシの箱ワナを見て舗装路を行けば養鶏場から地道に変わり、登山案内板が設置された橋に出合う。狭いスペースに自動車2台が駐車されていたが、橋を左岸に渡ると岩クズが落ちているのでこれを嫌ったのか。以降は自動車を見なかった。

やがて林道が狭くなり山道に変わると一合目標識があり人心地する。谷中から右岸を登れば次第に道が良くなり、登り着いた尾根上が二本杉。ステンレス文字板の新二合目標識と旧一合目標識がある。ここからは良い道が山頂へ続く。

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四合目避難小屋だったコンテナは扉が無くガラス窓は割れていた。新七合目標識には継子穴標識が並ぶ。その先で下端に赤線が入った霊仙山ハイキングコースの標識を見つけた。岐阜県側の時山集落から藪ヶ谷、藪谷峠経由の登山道を示す道標だ。1996年にはササ中に道が残っていたが、新設林道に潰されたものか道もササも見当たらない。

尾根を避けた細い山腹道になると紅葉が始まった樹林が美しい。ロープで塞がれた梓河内からの登山道を併せ、谷山(992.7m)北面にある四丁横崖の樹林を水平に行けば新八合目標識で頭上が開け、前方に丸い山体を見上げる。ここに現在通行止の谷山谷登山道が登ってくる。

八合目から避難小屋までは我慢の登り。伊吹山や琵琶湖の展望が次第に広がる。藪谷峠以東の植林はソノドまでは及んでいないが、シカ遊び(幾里山)は植林になったようだ。登山道の両側はササ枯れし、茎の残骸が白く散らばっている。避難小屋では谷山谷登山道の通行止が告知されていた。

霊仙山・山頂部

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登山道が集まる経塚山に立てば、ササが消えた山頂部は自由に歩けそうな雰囲気。最高点へ向けて踏み跡があるのでこれに入った。吹きさらしの最高点からは全方向に展望が広がり、最高点を差し置いて霊仙山の標柱が立つ三角点は琵琶湖の展望が良い。次回は時間を用意して山頂部を徘徊したいものだ。

三角点から経塚山方面へ下り、鞍部で左折して榑ヶ畑道へ出ると水を溜めたドリーネに出合う。以前に歩いたときはササのためか気付かなかった。ゆったりと歩くうちに鳥居が建つ「お池」に到着。「俗称お虎ヶ池」と表示して決着か。賽銭箱には霊仙神社とある。七合目はお猿岩。ここで山頂部の平原が終わり、ジグザグに急下降する。

地図の大きさ:600×150 600×600 600×800

地図の大きさ:600×150 600×600 600×800 説明:地図表示について

上図はGPS(eTrex30)の軌跡を編集し地理院地図に描画したもの。(×:柏原道の道標、順に一合目、四合目、七合目、:お池、×:榑ヶ畑道六合目標識、:榑ヶ畑道登山口)

榑ヶ畑道

登山道を示すロープに従って下降すれば、六合目標識で樹林帯に変わった。地理院地図や登山地図(昭文社)は汗ふき峠へ尾根を直線的に下っているが、実際は大きくジグザグして少し荒れた大洞谷源頭部へ一旦降りる。

二合目・汗ふき峠から無人で飲み物販売をしている「かなや」へ降りれば道は水平になり霊仙山登山道入口の標識へ出た。登山口広場は既に自動車はないが、その先の林道には道の左右に駐車されている。駐車スペースが少ないので紅葉時の混雑は悲惨だろう。柏原道で登り5人、下り3人。山頂部、榑ヶ畑道を含め全行程で約60人の登山者と出合った。

醒ヶ井養鱒場・上丹生

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舗装林道を醒ヶ井養鱒場まで歩く。500円を支払って入場するが、場内の料理屋は大方廃業しており以前のような活気を感じない。17時の最終バスを待たずに醒ヶ井駅まで歩くことにした。

上丹生には谷山谷登山道の通行止看板がある。平成29年9月30日まで砂防堰堤の工事だ。閉店している西出商店の飲料自販機で一休み。坂口橋バス停付近で標石「松尾寺従是十二町」を見つけた。さらに進むと送電線直下の西海道橋付近に松尾寺山の詳細な登山道案内図があった。どちらの橋からでも松尾寺山の参道へ入れる。

登山道の状況

写真9

米原市は2014年6月1日付で谷山谷登山道と大洞谷(汗ふき峠-落合)の通行止を広報している。また、多賀町も同様に2015年4月3日付で汗ふき峠-落合間を通行不能として今畑ルートを案内している。写真は醒ヶ井養鱒場のバス停に掲げられたもの。谷山谷は通行止、汗ふき峠-落合と梓河内道は「不明瞭もしくは危険」だ。今日のルートが霊仙山の最も無難な登山ルートだが、長距離の舗装路歩きで膝が痛くなった。

なお、5月27日に多賀町で女性を襲い重傷を負わせたクマが所在不明だ。各所に熊出没注意の看板が設置されていた。

行程表

8:05柏原駅
9:15柏原道・新二合目(二本杉)
11:30柏原道・新八合目(谷山谷登山道分岐)
12:56霊仙山三角点(12:56-13:01)
13:36お池(俗称お虎ヶ池)
14:33榑ヶ畑道・二合目(汗ふき峠)
14:52榑ヶ畑道登山口
15:32醒ヶ井養鱒場(15:32-15:52)
16:56醒ヶ井駅
(作成 2015.10.23)