パーキンソン病(PD)
d. 聞き慣れないことばたち(1)・・・運動障害編
ほかにも、聞き慣れないことばはどんどん現れてきます。これから気づいた都度書きとめていきたいと思いますが、まずは、運動障害に関するものから。
- すくみ足
- 歩き始めの第一歩が踏み出しにくくなる状態。
足が地面にはりついたようになって、無理に足を出そうとすると前にころぶこともあります。「無動」の症状の一つとして説明されます。 - Arm swing(アーム・スウィング)の消失、前屈姿勢、小刻み歩行
- 歩行時にあまり腕を振らずに、前屈みの姿勢で、小刻みに歩くこと。「姿勢保持障害」の症状の一つ。
- 加速歩行、突進現象
- 歩いているうちに次第に前のめりで早足になり、急に止まったり方向を変えることができず、前方に突進してしまうこと。「姿勢保持障害」の症状の一つ。
- 小書症(しょうしょしょう)
- 字を書いていくとだんだん小さくなること。「小字症(しょうじしょう)」と紹介されることも。「無動」の症状の一つ(以下、最後まで)。
- 構音障害(こうおんしょうがい)
- 抑揚の乏しい小声になること。声が出しにくくなること。
- 瞬目(しゅんもく)の減少
- まばたきが少なくなること。
- 仮面用顔貌(かめんようがんぼう)
- 顔の表情が乏しくなること。
- 巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)
- 細かい緻密な作業ができなくなること。朝、シャツのボタンをとめるのとネクタイをするのがしんどくなってきました。
- 流涎(りゅうぜん)
- よだれが多くなること。無意識に唾液を飲むことが少なくなることが原因だそうです。
- 嚥下障害(えんげしょうがい)
- 食べ物が飲み込みにくくなること。
医学用語って、どうしてこう難解なんでしょうか。英語表記での分節の意味を含め、リンク集11で紹介している『ワンポイント医学用語』が参考になります。
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