パーキンソン病(PD)
k. 非運動障害もつらいです(4)・・・認知機能障害編
最近の文献などを見ていると、パーキンソン病の非運動障害として、まず最初に紹介されるほどポピュラーなようですが、患者向けに平易に解説されたものはなかなか見つかず、症状や原因について説明するには難しいテーマです。
- セット変換困難
- 認知機能障害のうちの遂行機能障害の一つとして紹介されるものです。
「遂行機能障害とは抽象的思考や複雑な行動を計画し、開始し、順序立て、監視し、かつ中止する能力」(「参考文献7」)ですが、パーキンソン病の代表的な遂行機能障害として“セット”(心構え)の変換や保持の障害があると言われています。
ある一つのことをしていると、なかなか次のことに切り替えることができないのが今のペイスケです。 - 認知症
- 「参考文献3」の中の『パーキンソン病に伴う非運動障害をめぐって』で、Oertel氏は、「PDに伴う認知障害はレビー小体型認知症が最も多いという印象をもっています」(同書6ページ)と述べています。
また、「参考文献7」では、「病気の進行につれ、認知機能障害の段階から痴呆(注:原文のまま)という状態に至る。PDで痴呆を伴う頻度は最近の報告では20〜40パーセントとされている」と述べられています。
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