パーキンソン病(PD)
o. パーキンソン病の二つのものさし(2)・・・UPDRS(パーキンソン病統一スケール)編
パーキンソン病患者の病態を把握するための評価尺度として1987年(昭和62年)に導入され、海外で広く使用されているのが、「UPDRS(Unified Parkinson's Diesease Rating Scale);パーキンソン病統一スケール」だそうです。
次の4つパートに分かれた全42項目の状態の評価を0〜4の5段階で行うことにより、患者の状態がどの程度かを把握し、治療に役立てようとするもので、特に、パート2、パート3は薬の効果を評価するのに効果があるとして、世界標準になりつつあるとのことです。
- PartT.精神機能、行動および気分・・・4項目
- PartU.日常生活動作・・・13項目
- PartV.運動能力検査・・・14項目
- PartW.治療合併症・・・11項目
具体的な項目については、リンク集2の「APPLE─明るく生きるパーキンソン病患者のホームページ」の中の「医療関係」のページで、『(参考)UPDRS ;パーキンソン病統一スケール』として紹介されています。
さらに、リンク集11で紹介しています「安岡喜晴ネット〜MedicalMemories」では、このUPDRS(パーキンソン病統一スケール)のWEB入力システムが公開されていて、実際に利用できます。
2006年11月のパーキンソン病に係る学術講演会で配布を受けた『ドパミン作動性パーキンソン病治療剤 ビ・シフロール錠 製品情報概要』(2006年1月/日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社)の付録にも掲載されていました。
確かに、こうしてパーキンソン病のことを学んできた後で見てみると、わかりやすいような気がします。
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