パーキンソン病(PD)
p. 悪性症候群に注意!
「セット変換困難」の症状のためなのか、元来の性格からなのか、薬をきちんと飲めないことがあります。
そんなときは、「悪性症候群」ということばを思い出すように心がけてはいるのですが・・・。
- 悪性症候群(あくせいしょうこうぐん)
- 薬、特にL-ドーパの服用を途中でやめたために、脳内のドーパミンが急速に不足して、高熱が出たり、意識障害といった重篤な状態になること。
薬の中断だけでなく、風邪のときなどにも注意が必要のようです。「参考文献1」(84ページ)によると、
「4〜5日あるいは1週間くらいパーキンソン病の薬をやめてしまうと、ひどい固縮が出て歩くのも非常に不自由になり、38〜40度くらいの高熱が出て、そのまま放っておくと昏睡状態になられて亡くなることがあります。その少し前に入院される方が多いですが・・・。風邪薬などを飲む時もパーキンソン病の薬はやめないことです。悪性症候群は薬をやめた時だけ起こると考えられていましたが、薬を飲んでいても起きることがあります。最近、気管支炎とか風邪とかを契機にして食欲がなくなり、そのために水分の摂取が少なくなり、そして脱水症候になって悪性症候群になった方がありました。風邪などもすぐに治療してください。」とあります。
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