1. 鈴鹿山脈/登山日記
  2. 本棚
  3. 書籍一覧表
  4. ガイドブック:鈴鹿・伊吹山を含むもの

「登山の案内として、役立たせやうと思い、昨年大阪毎日新聞の紙上紀行欄に掲載したものの内、参考となるべきものを加え……」とあるガイドブック。著者は大阪毎日新聞社の写真部長を勤めた人とのこと。

鈴鹿に関しては、「霊仙岳及び伊吹山」があり、名物の清太さんが登場する。登山日は不明だが、米原で一泊後、朝八時半に醒ヶ井駅を出発。醒ヶ井養鱒場、榑ヶ畑経由で登り、漆ヶ滝へ降りて上丹生に17時50分に到着している。池や霊仙寺(後に偽書が根拠だと判明したが)の話など興味深い。

なお、名物の清太(山田清太郎)さんは、雑誌『山小屋』昭和9年12月号(1934)の登山案内「鈴鹿山脈・霊仙岳」(国立国会図書館・送信資料)にチョンマゲを結った至極変わり者の老爺として名前だけ出てくる。

国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧した。(作成 2012-11-15、更新 2024-02-20)

  • 伊吹山案内 3版

  • 著者:中川泉三
  • 発行:文盛堂書店
  • 1919(T08) 65p
  • 国立国会図書館

伊吹山登山の案内書。本書は3版であり、タイトルは異なるが緒言にある明治38年の初版は「胆吹山案内」、大正2年の2版は「伊吹山名勝記」と思われる。なお、この3版は1978年(S53)の中川泉三著作集に収録されている。

登山案内、伊吹山の歴史、山中の名所など多数の記事がある。当時、伊吹山の登山には上野で一枚5銭の登山券を購入する必要があった。岐阜県図書館の絵葉書資料に大正9年のスタンプがある登山券が収録されている。織田信長の薬草移植、当時の薬草植物園伊吹山観測所例の石像の件(大正元年開眼供養)なども記載がある。挿入された広告からは当時の伊吹山の賑わいを感じられる。

国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧した。(作成 2023-02-10、更新 2024-02-22)

  • 三重の山水を廻りて

  • 著者:小菅敏治
  • 発行:太田書店
  • 1923(T12) 393p
  • 国立国会図書館

三重県内の観光案内。自動車や鉄道を利用して、三重県内の神社仏閣、観光地、景勝地を廻った記録。期日が明記されていないが、前書きによれば発行の前年のことか。登山記録が幾つ含まれる。

四:鈴鹿越は、関から土山へ鈴鹿峠を越えている。トンネル工事で「発破の響きが木霊して物凄い」とある。十三:羽黒山と雞足山では羽黒山登山の後、坂本から案内人を雇い野登山に登っている。五十四:藤原ヶ嶽は聖宝寺から登り、西野尻に下りている。五十五:御在所嶽と鎌嶽では表道から御在所岳山頂の小祠を往復、武平峠に移動して鎌ヶ岳を往復している。この項では鈴鹿山脈17峰を列挙しているが「白倉岳」が登場している。「日本山嶽志」からの引用か。五十六:釈迦ヶ岳は八風峠から往復。

山岳では他に石大神、湯の山温泉、長谷山、錫杖ヶ嶽、發坂山、経か峰、矢頭山、高見山、大杉谷、大台が原山、青峰山、霊山寺山など。

国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧した。(作成 2012-09-23、更新 2023-02-09)

  • 近畿の登山

  • 著者:近畿登山研究會
  • 発行:ヤナギ會
  • 1924(T13) 329p
  • 国立国会図書館

六甲山周辺から伊吹山までの山域のガイドブック。おまけに富士山あり。鈴鹿と伊吹山が「江勢の連峰」に収録されているが、霊仙山・伊吹山以外の11山は合計3ページに押し込まれ、他山域に比べると内容が薄い。

霊仙山の山頂部の記述や、伊吹山の夜間登山の賑わい(伊吹山夜行)が興味深い。曰く「伊吹山は昼よりも、夜に多く登られる。」

国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧した。(作成 2013-06-15、更新 2022-07-19)

  • 近畿の山と谷 時間記録と費用概算

  • 編者:住友山岳会
  • 発行:朋文堂
  • 1932(S07) 356p
  • 国立国会図書館

収録山域は目次のとおり。「鈴鹿山系」は74ページ分ある。

実際に歩かれた記録がベースになっているが、地名の採名は不十分なようで、現在の登山地図を前提で読むと理解不能なルートがある。巻末地図を参照すべし。鈴鹿山系の収録項目は次のとおり。

国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧した。(作成 2013-06-23)

  • 新版 近畿の山と谷

  • 編者:住友山岳会
  • 発行:朋文堂
  • 1941(S16) 508p B6
  • 国立国会図書館

収録山域は「鈴鹿」から始まる。63ページを割いており分量的にも多い。

紹介されている登山ルートは、炭焼きなどの道を使った近江側のものが主。炭焼きが仕事を引き上げれば、その道は数年で草に没してしまうため、道が不安定であることが述べられている。鈴鹿の収録項目は次のとおり。

奥書に「新版」とあり、冒頭の「再改訂増補版序言」には「初版から9カ年」と記されている。鈴鹿市図書館にて閲覧した。また、国立国会図書館デジタルコレクションにて「近畿の山と谷 訂補再版」として個人送信されている。(作成 2002-02-09、更新 2022-07-19)

  • 日本山岳案内 第五集

  • 編者:鉄道省山岳部
  • 発行:博文館
  • 1941(S16) 264p
  • 国立国会図書館

戦前のスキー場案内の西日本編。

紹介されている鈴鹿山脈周辺のスキー場は、東海道線沿いに、多賀スキー場(桃原)、高室山スキー場、鍋尻山スキー場、伊吹山スキー場。関西線沿いに、入道嶽スキー場、湯の山温泉スキー場、御在所山スキー場、藤原嶽スキー場、養老スキー場。入道ヶ岳山頂のスキー場へのルートに「天狗遊場」が出てくる。

なお、1937(S12)の「スキー適地案内」には、伊吹山スキー場、多賀スキー場、霊仙山スキー場が紹介されている。

国立国会図書館デジタルコレクションにて個人送信されている。(作成 2022-08-12、更新 2022-09-01)

「中部山岳」なのだが、何故か三重県の赤目一志県立公園から始まる。2番目が「鈴鹿県立公園」で、観光コースが4ルート(宇賀渓、御在所ヶ岳、宮妻峡・椿大神社、鈴鹿峠・石水峡)、旅館の件数・収容能力・宿泊料などが1ページ内に記載されている。鈴鹿県立公園の地図(2ページ分)があり、「バンドウ山」の記載がある。

この後、乗鞍岳、伊吹山、白山と続く。伊吹山にもバス便、山小屋の席料案内など。横書なのに右綴だが、後半は縦書に変わる。巻末に中部山岳の概念地図あり。

奥書、概念地図のあとの「昭和三十一年度改正」に「山小屋は年々増加する登山客の受入れにいずこも大わらわ」として料金、収容人数の追加情報1ページ分がある。

国立国会図書館デジタルコレクションにて個人送信されている。(作成 2022-07-24)

  • 近畿の山 登山地図帳

  • 編者:泉州山岳会
  • 発行:山と溪谷社
  • 1957(S32) 192p
  • 国立国会図書館

鈴鹿の山々の収録項目は次のとおり。

また、その他の山に伊吹山(夜間登山)がある。

牛車道や林道、車道を歩き、山中では炭焼きの人に道を訊ねながら登っている。御池岳では藪が酷くて最高点には達していないようだ。「登山地図帳」とあるが、収録されている地図は概念的なものだ。

国立国会図書館デジタルコレクションにて個人送信されている。(作成 2022-07-19)

  • 続・近畿の山(アルパインガイド2)

  • 編者:泉州山岳会
  • 発行:山と溪谷社
  • 1959(S34) 164p
  • 国立国会図書館

鈴鹿の山と谷」の収録項目は、愛知川釈迦岳のみ。合計6頁分。また、近畿の岩場に御在所岳・藤内壁がある。別途、「鈴鹿の山」がアルパインガイドとして刊行されるので、収録項目を絞ったのか。附録に近畿の山小屋一覧がある。

国立国会図書館デジタルコレクションにて個人送信されている。(作成 2022-07-19)

  • 登山講座 第6巻

  • 編者:川崎隆章
  • 発行:山と溪谷社
  • 1959(S34) 164p
  • 国立国会図書館

中京山岳会による「鈴鹿の山」が22ページ分、ぎっしりと詰まっている。

発行の時期は御在所ロープウエイ営業開始(昭和34)の直後、茨川の離村(昭和40)前。まだ、炭焼きが稼働していた。概説に「鈴鹿の山道(登山道)は全部が実生活による必要から出来たもの………鈴鹿で尾根通しに山道があるところは釈迦ヶ岳から国見岳、御在所岳、鎌ヶ岳の間のみ」とある。

収録項目は概説に続けて、霊仙山、三国岳、御池岳、鞍掛峠、藤原岳、竜ヶ岳、治田峠、石榑峠、八風峠、釈迦岳、御在所岳、雨乞岳、愛知川谷、鎌ヶ岳、入道岳、野登山、仙ヶ岳。霊仙山に鍋尻山の記載が隠れていたりする。

藤原岳の猫尻部の道、竜ヶ岳の山ノ神道、伊勢側の八風小祠、武平峠から登って御在所岳三角点の「櫓台」、入道ヶ岳井戸谷の飯場跡や鉱山跡など、気になったりする。

国立国会図書館デジタルコレクションにて個人送信されている。(作成 2022-07-24、更新 2024-02-20)

鈴鹿山脈」の収録は6山。霊仙山(谷山谷、榑ヶ畑、藪谷)、鍋尻山(保月)、藤原岳(西藤原-蛇谷)、御在所山(表道、裏道)、鎌ヶ岳(武平峠、ニゴリ谷、鎌尾根)、雨乞岳(武平峠、国見峠、藤切谷)。合計13頁分。

ロープウェイから撮影したらしい「御在所のキレット」の写真は何処だろうか、「湯ノ山より鎌ヶ岳を望む」の写真は違うような。

国立国会図書館デジタルコレクションにて個人送信されている。(作成 2022-07-24)

  • 関西の山 300コース

  • 編者:日本登山協会
  • 発行:山と渓谷社
  • 1964 (S39) 288p B6 書誌

収録範囲は、北陸(白山)・鈴鹿から、中国山地中部・大山・四国東部の山まで。美濃や伊勢は含まれていない。

鈴鹿の執筆者は、山口昭二、山口温。鈴鹿山域の概観と、関西を出発地とした次のルートが紹介されている。「非常の際には炭焼小屋を利用させてもらえるが、その際のエチケットは充分心がけたいものである。」との記載に時代を感じさせられる。

  • 霊仙山:醒ヶ井-養鱒場-霊仙山-藪谷-五僧-保月-鍋尻山-河内洞窟-多賀
  • 御池・藤原・竜岳縦走:多賀-大君ヶ畑-鞍掛峠-タテ谷-御池岳-真ノ谷-白瀬峠-藤原岳-西尾根-茨川-治田峠-竜ヶ岳-宇賀渓-石榑峠-中畑-八日市
  • 南鈴鹿:八日市-中畑-紅葉尾-古語録橋-石榑峠-三池岳-八風峠-釈迦ヶ岳-御在所岳-鎌ヶ岳-鎌尾根-入道ヶ岳-屏風岩-山本
  • 愛知川渓谷歩き:八日市-中畑-瀬戸峠-白滝谷出合-下水晶谷吊り橋-中峠-朝明ヒュッテ-菰野駅
  • 御在所岳:裏道、中道、表道、峠道

愛知県図書館にて閲覧した。(作成 2002-01-26)

  • 名古屋からの行楽ガイド(アルパインガイド22)

  • 著者:山口温夫、山口 昭
  • 発行:山と渓谷社
  • 1965(S40) 189p B6 書誌

名古屋周辺のハイキングコース・ガイド。約40年前のことなのだが、今では忘れられたような観光地も当時は開発で賑わっていた様子が知れて面白い。

鈴鹿関係では、尾高高原は「昭和25年にラジウム泉が復活されてから急激に開け、数年間に関西の軽井沢などといわれるほどに」、宇賀渓は「夏はキャンプ場までバスが入り、たくさんの店が不夜城を作り出す」とある。

「鈴鹿」の章は次の13コース。五僧越の集落はまだ廃村ではなかった。

  • 醒ヶ井から多賀へ        多良峡
  • 時から多賀へ          聖宝寺と藤原岳
  • 宇賀渓             尾高高原
  • 朝明渓谷            朝明渓谷から御在所岳
  • 湯ノ山温泉と御在所岳      国見尾根から御在所岳
  • 宮妻峡から鎌ヶ岳・湯ノ山温泉  小岐須渓谷
  • 荒神山から鈴鹿サーキット・白子海岸へ
  • 目 次
  • 1 玉野川県立公園:森林公園、東谷山、古虎渓他
  • 2 加茂県立公園:香嵐渓、勘八峡、猿投山他
  • 3 三河湾国定公園:伊良湖岬、三ヶ根山、宮路山他
  • 4 木曽路口:馬篭、田立ノ滝、夕森公園他
  • 5 岐阜周辺:飛水峡、犬山、入鹿池、横藏寺他
  • 6 琵琶湖周辺:伊吹山、三方五湖、佐和山城址他
  • 7 養老と三大川下流:多度山、田代池、小原越他
  • 8 鈴鹿 
  • 9 伊賀路:青山高原、赤目48滝、室生寺他
  • 10 松阪と伊勢志摩:白米城址から堀坂山、大王崎他

愛知県図書館にて閲覧した。(作成 2002-01-12)

  • 関西の山々

  • 著者:創元社編集部・編
  • 発行:創元社
  • 1968(S43) 301p B6 書誌

近畿の山と谷67コースを掲載。手元にあるのは昭和54年の第9刷。当時、同社は関西のハイキングコースや東海自然歩道を対象にガイドブックを何冊か出版していた。

鈴鹿については、霊仙山、藤原岳、竜ヶ岳、愛知川遡行、御在所岳、鎌ヶ岳、南鈴鹿縦走が掲載されているが、あまり変わったものは見当たらない。(作成 2002-01-12)

  • ぎふ百山

  • 編者:岐阜県山岳連盟
  • 発行:岐阜日日新聞社
  • 1975(H50) 書誌

鈴鹿から一山、三国岳が入っているのでリストに入れておく。登山ガイドはあるが、主眼は山と人の係わりを記述することのような。

国立国会図書館デジタルコレクションにて個人送信されている。(作成 2024-02-20)

  • 関西ぶらり山歩き

  • 編者:岳人編集部
  • 発行:東京新聞出版局
  • 1983(H58) 263p 新書版 書誌

比婆之山と元越谷という、従来のガイドブックでは見たことのないルートを含んでいた一冊。本書は次の4部構成であり、鈴鹿関係は8つのルートが紹介されている。(作成 2002-01-26)

  • 1 だれでも歩ける20コース
  •   御在所岳、霊仙山
  • 2 ちょっとなれた人の20コース
  •   雨乞岳、御池岳、比婆之山
  • 3 やぶをわけて登る10コース
  •   鈴鹿は該当無し
  • 4 わらじをはいて沢歩き10コース
  •   茶屋川廊下帯、神崎川、元越谷
  • 名古屋からの100山

  • 著者:名古屋歩く会
  • 1988(S63) 225p A5

「女性だけの山歩きの会」と副題された「名古屋歩く会」によるガイドブック。

102ルートが紹介されており、県別のルート数、及び記載のある鈴鹿の山は次のとおり。鈴鹿の内容は一般的なもの。むしろ、それ以外の山域の方が個人的には興味深い。愛知県図書館にて。(作成 2002-02-09)

  • 県別のルート数
  •  愛知:22 岐阜:23 三重:22 滋賀:11
  •  長野:12 静岡: 5 奈良: 5 福井: 2
  • 鈴鹿の山
  •  藤原岳、竜ヶ岳、宇賀渓、釈迦ヶ岳、雲母峰、
  •  鎌ヶ岳、入道ヶ岳、宮指路岳、野登山、明星ヶ岳
  •  霊仙山、御池岳、愛知川、雨乞岳、日本コバ、
  •  綿向山、油日岳~那須ヶ原山
  • 三重県の山 分県登山ガイド

  • 著者:吉住友一、岩出好晃
  • 発行:山と渓谷社
  • 1996(H08) 111P A5 書誌

三重県の52山を掲載。うち、鈴鹿は16山。私にはちょっと難しそうなコースも混じっている。

従来、あまり紹介されることのなかった地域の山が含まれており、雪の鈴鹿を避けて伊勢方面へ日溜まりハイキングに出かけるときなど便利に利用している。(作成 2003-01-13)

  • 鈴鹿・美濃(アルペンガイド22)

  • 著者:与呉日出夫
  • 発行:山と渓谷社
  • 2000(H12) 271p A6変 書誌

アルペンガイドの一冊。鈴鹿59コース、美濃16コースを収録。

本シリーズの鈴鹿のガイドブックは、承知している範囲では1961年に鈴鹿単独で「鈴鹿の山」(中京山岳会・編)として編集された。1971年に著者(山口温夫、山口 昭)が変更、1992年にも著者が変わって美濃が加えられ、2000年にはカラー化されて写真や資料類が随分と見やすくなっている。

ただ、旧版(山口版)と比較すると、コースガイドとしての実用性の追求に相反して、鈴鹿の入門書としての間口の広さや、奥行きの深さが薄れてしまったように思える。シリーズ全体の編集方針に起因するものか。(作成 2003-01-13)

  • 鈴鹿・大峰・大台ケ原(YAMAPシリーズ13)

  • 著者:小嶋誠孝、金丸勝実
  • 発行:山と渓谷社
  • 2004(H16) 176p A5

YAMAPシリーズの一冊。鈴鹿9コース、大峰5コース、大台ヶ原2コースを収録。

このシリーズは地図を特徴にしたものらしく、1/25000地形図によるガイドマップのほか、巻末には白地図も26ページ分掲載されている。また、各コースの解説はカラー印刷で写真も多く、カシミール3Dで作成した鳥瞰図や高低図など多くの情報が目眩がするほどにレイアウトされている。鈴鹿は次のとおり。(作成 2004-08-23)

  • 霊仙山、御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、
  • 御在所岳+国見岳、鎌ヶ岳、雨乞岳、
  • 仙ヶ岳+宮指路岳
  • 探訪 かみいしづ

  • 著者:上石津町教育委員会編
  • 発行:上石津町
  • 2004(H16) 28p A5 書誌

上石津の自然、歴史を訪ねるガイドブック。牧田川とその両岸の鈴鹿、養老の山地を対象とした16コースを掲載。鈴鹿は次の4コース。

  • 時山・毘沙門谷コース
  • 高橋・下幾里谷コース、
  • 上多良・勝地こえどコース
  • 勝地峠コース

上石津郷土資料館にて入手した。(作成 2012-07-28)

  • 三重の百山 自然豊かな郷土の山へのいざない

  • 発行:津・ラ・ネージュ山岳会
  • 2008(H20) 223p A5 書誌

地元の山岳会による三重県の百山。収録区分は、北部の山28、中部の山23、台高山系の山15、南部の山34。鈴鹿からは、北部の山から多度山を除いた次の27山を選んだ。

烏帽子岳・狗留孫岳、三国岳・焼尾山、鈴北岳、冷川岳、藤原岳、静ヶ岳、竜ヶ岳、三池岳、釈迦ヶ岳、尾高山、ハライド・南コブ、羽鳥峰・金山・水晶岳、国見岳、御在所岳、鎌ヶ岳、雲母峰、入道ヶ岳、野登山、宮指路岳、仙ヶ岳、鬼ヶ牙・長坂の頭、臼杵山・臼杵ヶ岳、四方草山、三つ子山、明星ヶ岳、羽黒山・筆捨山・観音山、高畑山・溝干山

滋賀県側に山頂がある鈴鹿最高峰・御池岳に代えて鈴北岳を入れている。複数の山をまとめて1山とするのは良い工夫かも知れない。

各山を見開き2ページで記載し、カラー写真と地形図が付される。地形図は小さく見辛いが中途半端な概念図より好ましい。手作り感が残る歴史的な一冊。頒価1,500円は心配になるほど。(作成 2012-07-28)

  • 北近江の山歩き 花と琵琶湖と歴史に出会う

  • 著者:西 岳人
  • 発行:サンライズ出版
  • 2008(H20) 135p B5 書誌

収録された北近江の範囲は、高島市、伊香郡、長浜市・東浅井郡、米原市、湖東。全50コース。

そのうち鈴鹿は、米原市の松尾寺山、八葉山、霊仙山。湖東の青龍山、鍋尻山、高室山、御池岳、藤原岳。さらに、その周辺の城跡や低山も面白い。

久し振りに当地域のガイドを読んだが、副題のとおりに話題も多く興味をひかれた。あまりにも登山用具化した「分県登山ガイド」やその同類に飽きていたので、少し余裕がある本書が好ましく感じられる。(作成 2012-07-28)

  • 三重県の山 新・分県登山ガイド(改訂版)

  • 著者:佐藤貞夫、黒田豊年、金丸勝実
  • 発行:山と渓谷社
  • 2010(H22) 123P A5 書誌

三重県の56山を掲載。うち、鈴鹿は次の19山。

御在所岳、藤原岳、烏帽子岳、三国岳、御池岳、竜ガ岳、福王山、三池岳、釈迦ヶ岳、国見岳、鎌ガ岳、雲母峰、入道ガ岳、宮指路岳、仙ガ岳、野登山、鬼ヶ牙・臼杵岳、高畑山・溝干山、油日岳

滋賀県側に山頂がある鈴鹿最高峰・御池岳は、滋賀県版と重複するが商業的に外せないところか。

資料のつもりで購入している。しかし、鈴鹿単独のガイドブックが無くなったので、滋賀県版を合わせて購入すると専門書なみの出費になる。鈴鹿のガイドが出版されなければ、次版以降は図書館の世話になろうかと悩みどころ。(作成 2012-07-28)

  • 滋賀県の山 新・分県登山ガイド(改訂版)

  • 著者:山本岳人、竹内康之、青木 繁
  • 発行:山と渓谷社
  • 2010(H22) 127P A5 書誌

滋賀県の55山を掲載。うち、鈴鹿は次の13山。

御池岳、霊仙山、鍋尻山、高室山、天狗堂、日本コバ、銚子ヶ口、雨乞岳、綿向山、猪ノ鼻ヶ岳、三子山、那須ヶ原山・油日岳、千種越え

三重県版との重複は御池岳のみ。三重県版と同様に資料のつもりで購入している。悩みも三重県版と同様。(作成 2012-07-28)

  • 三重県東海自然歩道ガイドマップ

  • 編集:一般社団法人三重県森林協会
  • 発行:一般社団法人三重県森林協会
  • 2014(H26) 58P A5

三重県内の東海自然歩道の絵地図で構成されており、滋賀県側の安楽越~山女原~鈴鹿峠を含む。また、宇賀渓~湯の山温泉間のルート修正一枚が添付されている。初版発行は昭和59年(1984)。入手したものは最終版(平成26年)なので、平成20年9月の豪雨以降の発行だ。

購入は令和6年8月、購入先は三重県森林協会、送料込みで900円だった。(作成 2024-08-07)

  • 三重県の山 分県登山ガイド

  • 著者:金丸勝実、佐藤貞夫
  • 発行:山と渓谷社
  • 2017(H29) 144P A5 書誌

三重県の50項目を掲載。うち、鈴鹿は次の17項目。

御在所岳、藤原岳、烏帽子岳・三国岳、御池岳・鈴北岳、竜ガ岳、銚子岳・静ヶ岳、三池岳、釈迦ヶ岳、国見岳、鎌ガ岳・水沢岳、雲母峰、入道ガ岳、宮指路岳、仙ガ岳、野登山、鬼ヶ牙・臼杵岳、高畑山・溝干山

この新版は無用の高低差図が削除されて好ましい。また、コース定数の導入で体力度の客観的評価を試みている。幾分安価な電子書籍で購入した。(作成 2017-10-30、更新 2017-12-19)

  • 滋賀県の山 分県登山ガイド

  • 著者:山本岳人、竹内康之、青木 繁
  • 発行:山と渓谷社
  • 2017(H29) 128P A5 書誌

滋賀県の52項目を掲載。うち、鈴鹿は次の10項目。

霊仙山、御池岳、綿向山、高室山、東光寺山、天狗堂、日本コバ、雨乞岳、高畑山、那須ヶ原山・油日岳

三重県版と重複する御池岳は、三重県版はコグルミ谷と県境尾根。滋賀県版は鞍掛橋から県境尾根往復だが、ミノガ峠からのサブコースも解説している。高畑山は何れも鈴鹿峠~坂下峠を歩くもの。この本も幾分安価な電子書籍で購入した。(作成 2017-10-30)