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  3. 2004年1月5日

鈴鹿:雲母峰

前回の宇曾利山の続き。雲母峰(888m)の北尾根を、前回に中断した東海自然歩道から再出発して登った。危険箇所はないが少々のヤブがある。帰路は東面の林道・雲母ヶ峰線。いつものことで、あちこちに立ち寄っては下山した。

登山日
2004年1月5日月曜日
ルート
東海自然歩道(林道・湯森谷線)-北尾根-雲母峰-林道・雲母ヶ峰線

雲母峰北尾根

東海自然歩道になっている林道・湯森谷線へ入り、林道・雲母ヶ峰線を左へ分岐する手前にある雲母休憩所に自動車を置いた。ここは六角形の東屋があり展望が良い。林道はこの分岐まで舗装されており、普通乗用車で問題なく入れた。時刻は既に13:00なので、早々に東海自然歩道を西へ向かった。

北尾根は林道に削り取られており、どこから取り付くか迷った。林道を西へ50mほど行くと、高さ2m、幅3mほどのコンクリート・ブロックの小さな壁があったので、ここから北尾根に上がった。

写真1写真2

尾根には人が歩いたものか薄い踏み跡が続いていたが、やがて密生する低木のヤブのなかに完全に消えてしまった。しかし、しばらく尾根をはずさぬように歩くと、前方に急斜面が現れてヤブから飛び出した。付近には古くなった白いヒモがぶら下がり、穴が空いた一斗缶がひとつ転がっている。こんなところで、何をしていたのだろう。

この標高680m付近の急斜面を登り終えると、右からの尾根に乗った。直径2-3センチの低木を伐採した跡がいくつかある。きれいな切り口は灰色に変色していた。背後に釈迦ヶ岳の山頂部が現れ、湯の山温泉も見え隠れするようになった。

760mでは、雪が残るゆったりとした尾根(写真1)が前方に現れたが、剥き出しの地面には至る所にケモノの足跡があり、荒れた感じがする。雲母峰の山頂(写真2)が左に近づくと、保安林標識と赤いプラスチック杭がある小さなピークに着いた。そして、山頂に向かって、いったん降ると鎌ヶ岳へ向かう登山道にいることに気付いた。三角点がある山頂には直ぐ到着する。林道から1時間だった。

地図の大きさ:600×150 600×300 600×400

地図の大きさ:600×150 600×300 600×400 説明:地図表示について

この地図は GPS により取得した北尾根での軌跡を編集して地形図に重ねたもの。

雲母ヶ峰林道

登山道を林道終点まで降りた。溶け残った雪上には自動車の轍。登山道は谷へ降りているが、今日は雲母ヶ峰線を歩く。すると小林新道の標識とともに、地形図にない林道があったので入ってみた。(地図の右下部に書き込んだ赤線です。)

写真3

この林道は、アメダスの雨量観測ロボットの前を通って斜面を降るが、放置トラックの付近から水平な山道に変わった。最後に穴ぼこ(危ない!)を跨ぐと、足下に小さな標識があった。直進は少年自然の家、裏面に夏期山ビル、右はきらら峰(小林新道)、今まで歩いてきた道は湯の山となっている。今日は、ここで引き返した。

さらに雲母ヶ峰線を降ると、今度は蛇不老山登山口と書かれた黄色いプレートを見つけた。強引だなーと思いながら入ってみると、踏み跡はまだ薄くて目印もまばら。そして、植林境界になっている山頂(508m)には、イセ愛山会、イセAOKIの山名標識、山ねずみのプレート、そして紫色のヒモ。全部揃っているというべきか。そういえば、最近はイセ一貫堂を見ない。

帰り着いた雲母休憩所からは、多度山の上に西日を受けて輝く白い山を見た。御嶽山に違いない。最後に良いものを見られたようだ。

行程表

13:00雲母休憩所
13:30北尾根に取り付く
14:32雲母峰(三角点、14:32-14:39)
13:54林道数点に降りた
16:35雲母休憩所
(作成 2004.01.08)
(改訂/書式等 2012.11.18)
(地図画像の出典明記から地理院タイル(OpenLayers2)に変更 2020.01.08)
(OpenLayers6に変更 2022.01.23)