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鈴鹿:入道ヶ岳

久し振りに北尾根登山道を登った。今日は上天気。避難小屋を過ぎれば落葉した明るい道になって心地よし。

登山日
2004年11月20日土曜日
ルート
椿大神社-北尾根-入道ヶ岳-二本松尾根-椿大神社

北尾根

写真1写真2

椿大神社・西側の駐車場を出発して川沿いの道を奥へ歩けば、直ぐに北尾根登山口である石鳥居の前に立つ。(写真1)石段を登れば愛宕社だ。石段の左側に登山道があるけれど、どちらを登っても良い。

見上げるような石段だったが、献木されたツバキが成長して急坂を隠してしまった。ツバキのトンネルになった石段を登り、体力は落ちていないと都合の良い自己診断を下す。

愛宕社から植林帯の登山道を歩く。通報ポイント2の標識には「椿ヶ岳」の山銘板があるが、特別に何かあるわけではない。ここは「大祓の祝詞」の一節にある「高山短山」の「短山」に相当するものとして、椿大神社が意味を着けている場所である。もちろん「高山」に相当するのは入道ヶ岳山頂だ。

写真3写真4

送電線鉄塔を過ぎ、通報ポイント3で大久保への下山道を分ける。植林帯の鞍部に下りてから、498m標高点を目指して急斜面を登る。初めて登ったときには、コレデモ登山道ですか?と驚かされたところだ。

498mでひとやすみ。次の斜面に取り付くと避難小屋に到着して雰囲気が変わる。

植林帯はここでお終い。広葉樹主体の広い尾根は、陽を浴びて明るい。この尾根にはカエデが何本かあって、通報ポイント6付近では紅色に染まり始めていた。(写真3)この付近から上には膝丈のササがあったのだけれど、現在はほとんど地面が見えている。植生の移り変わりが気になるところ。

通報ポイント7を過ぎて、標高750mあたりで勾配が緩やかになるとイヌツゲ、アセビの中低木帯に入って紅葉とお別れ。北風が吹くと寒いところだが、今日は上天気。一本道を歩いて山頂部の北ノ頭を目指す。

その北ノ頭ならイワクラ尾根の仏岩が見えても良いと思って探してみると、それらしいものを見つけた。(写真5、6)

写真5写真6

デジカメに拡張用の望遠レンズを装着したが、写りはイマイチ。ただ、仏岩と呼ばれる理由が分かるような気がする。

二本松尾根

二本松尾根を下り始めるとスリップして転倒、受け身の体勢をとったが、予想外の木があって肋骨をしたたか打ち付けてしまった。この尾根は常緑樹が多いが、落葉した広葉樹もあって避難小屋までは明るい。真横から差し込む陽のなかを痛みに耐えながらトボトボと降ることになった。やれやれ ...

行程表

10:30北尾根登山口・石鳥居
10:53椿ヶ岳
11:34避難小屋
12:43北ノ頭・山頂(12:43-13:45)
15:35椿大神社

追記

日を追うほどに痛みが大きくなったので4日後に整形外科を受診すると、第8肋骨1本が折れていた。自然治癒まで1ヶ月ほど時間が必要らしい。この後は、肋骨、折リマシタのとおり。

(作成 2004.11.21、改訂/書式等 2012.08.05)