1. 鈴鹿山脈/登山日記
  2. 山行記録
  3. 2008年11月30日

鈴鹿:腰越峠道

御在所岳・裏道登山道の藤内小屋から腰越峠道に入り、ハライドを目指したが、途中、登山道が土石流で消失しており引き返した。

登山日
2008年11月30日日曜日
ルート
裏道-腰越峠道-裏道-小峠-割谷道

記録

市長選挙の投票を終えて鈴鹿スカイラインに入る頃、登山靴を積んでいないことに気付いた。出直して大幅遅刻。蒼滝トンネル西口に自動車を置いた。しかし、取り出したGPSは電源が入らない。充電しておいたエネループ電池の入れ忘れ。どうにも立ち直れないものがある。

裏道を歩いて藤内小屋へ。一服亭が工事現場になっている。てっきり、解体工事だと思い込んでいたが違うのだろうか。

写真1写真2
写真3

藤内小屋から橋を渡って不動谷に入る。落葉期の谷は好きなように歩けるが、いつの間にか登山道から離れてしまう。今日は現状の登山道を歩きたかったので、振り出しの藤内小屋に戻って再出発した。

腰越峠道のうち三岳寺跡を経由してヤシオ尾根分岐までの間は先月に歩いている。しかし、その先の腰越峠までは7年前に帰路として使って以来であり記憶が薄い。

ヤシオ尾根分岐を右に入ると急斜面を横断する道になるが、こんな細道だったか。そのうちにハライドが見えるポイントに来た。記憶に残っている場所だ。ここから下って暗い植林帯を水平に歩けば、その向こうが随分と明るく見える。どうも裏道と同じ色合いをしているが。

写真4写真5

やはり、見下ろした谷は土石流に削り取られていた。足下には小石が積まれているが、登山道はここで途切れている。対岸を見ても道らしいものがない。こちら側は登山道の切断地点から谷底に降りられるが、対岸は高度差があって登れそうにない。

写真6写真7
写真8

谷へ降りて上流へ歩いてみると崩壊の始点は近い。門のように削られた谷に、奇妙な具合に木が一本残されており、その左右が崩壊している。右へ入ってみたが、周辺の花崗岩の色合いが灰色っぽいように思える。

写真9写真10
写真11

ここは鳥居道谷の支流。視界が及ぶ範囲まで、岩盤を滑り落ちるように土石流は流れ下っている。鳥居道谷本流も裏道同様に9月の豪雨で荒れたのだろうか。鳥居道谷本流の砂防ダムは鳥居道キャンプ場の奥にあるので人目に触れにくい。

正午を過ぎてしまった。朝から失敗が続いているので、ルートを探すのは次の機会として引き返した。

写真12写真13

帰路は裏道を途中から離れて、小峠経由で割谷の道を下った。小さいが丁寧な矢印標識が必要なところに設置されている。この時期、落葉した道は明るくて気持ちが良い。途中で小規模な割谷を横断する。2004年9月の豪雨で崩壊した谷だが、今回は何事もなかったようだ。

行程表

9:33蒼滝トンネル西口
11:10土石流の谷にて(11:10 - 12:20)
13:48蒼滝トンネル西口
(作成 2008.12.04、最終改訂/電子国土削除 2014.05.25)