鈴鹿:釈迦ヶ岳
新設された釈迦ヶ岳の中尾根登山道を登った。庵座谷登山道と同様に、最上部では展望が開け、大蔭を見て歩くことになる。
- 登山日
- 2010年10月17日日曜日
- ルート
- 朝明渓谷-中尾根-釈迦ヶ岳-ハト峰-猫谷-朝明渓谷
中尾根登山道

朝明渓谷・有料駐車場は約2割の入り、8時にしては少ない。500円を支払って出発する。庵座谷道と同様に、駐車場から小尾根を越えてキャンプ場へ向かう。工事道路に出て右折すれば、直ぐに登山口標識がある。
登山道は最初に急登して、緩やかな常緑樹の道に変わる。640mを通過すると尾根は痩せ、展望のない道が続いた。760mには鳴滝コバの標識があり、ようやく御在所岳が望まれる。聞こえる水音は庵座の滝だろうか。階段道を急登すると両側に低いササが現れる。
890mピークで雰囲気が変わった。色づき始めた落葉樹の向こう、高い位置に崩壊地・大蔭の岩肌が見える。柔らかな腐葉土の道が心地よい。
次の地形図は、GPS(Garmin eTrexH)で取得した軌跡を編集して、中尾根登山道のルートを地理院地図に描画したものだ。
地図の大きさ:600×150 600×500 600×700
地図の大きさ:600×150 600×500 600×700 説明:地図表示について
:鳴滝コバ、
:「庵座谷3分」標識、
:展望良好、
:迂回路標識、
:「釈迦白毫」標識
尾根前方が岩場になると「迂回路」標識。左へ水平に迂回してから、岩場の隙間を通過して登る。左に大蔭が現れるが、登山道は右の樹林帯を登り、松尾尾根からのルートに飛び出した。ここに、「釈迦白毫」の標識がある。釈迦ヶ岳は釈迦の寝姿というが、ここが白毫なら、お釈迦さんは南枕で寝ているのだろうか。


登山道の左側は大蔭の崩壊地。毎度、緊張させられるが、登山道はササの方へ逃げる。釈迦ヶ岳の最高点・松尾尾根の頭からは穏やかな登山道になる。三角点では、周辺のササが勢いを失った。ここもササ枯れだろうか。
県境稜線縦走路
雨水で荒れぬように手を施された登山道を行く。猫岳(1058m)が近づくと、左後方に大蔭や中尾根を見られる。

展望は良いが、あまり変化のない登山道が白滝谷の分岐まで続く。紅葉でなく、枯れ葉が目立つ。登山道脇に「アルコ山徳会」と印刷されたテープがあった。「自然を大切に」と書きながら、何故こんなものを木に巻き付けるのだろう。
ハト峰では家族連れが林道跡へ降って行き、誰もいなくなった。出会った登山者は、中尾根登山道で1グループ、県境縦走路で4グループ、合計25人ほど。
記録3
ハト峰峠から猫谷の谷コースを下山する。足下の石が湿っていて滑るとの印象が残っており敬遠していたが、大雨被害で荒れて雰囲気が変わった。林道跡コースの方は明るく、展望があり、道草にも良いので度々利用したが、これなら谷コースも悪くはない。
行程表
8:09 | 朝明渓谷・駐車場 |
8:17 | 中尾根登山口 |
9:05 | 鳴滝コバ |
9:28 | 890mピーク |
9:40 | 庵座谷3分標識 |
10:00 | 迂回路標識 |
10:28 | 釈迦白毫標識 |
10:51 | 松尾尾根の頭(釈迦ヶ岳最高点) |
11:00 | 釈迦ヶ岳三角点 |
12:31 | ハト峰 |
13:05 | 林道跡 |
13:30 | 駐車場 |