鈴鹿:野登山
木曜日の朝には四日市の自宅でも薄い積雪があり、西の山が白くなった。その雪が残る矢原川の林道から仙鶏尾根に登り、野登山の坂本道(表参道)を下山した。ミツマタの花は時期が早すぎた。
- 登山日
- 2011年3月19日土曜日
- ルート
- 矢原川の林道-仙鶏尾根-野登寺-坂本道
記録



坂本棚田の駐車場に自動車を置いて、矢原川沿いの林道に入った。路肩が崩れ、自動車は進入できない。現行地形図の林道終点にイセ愛山会の「矢原川本谷」標識が残っている。「三角点」と落書きされたが、三等三角点「西岨」482.1mのことか。
10年前に標識から見下ろした茶畑は耕作が放棄されている。何かと思い矢原川に下りるとウメが咲いていた。茶畑と植林の間で、6本ほどのウメが一列に並んで5部咲になっている。風がなく、日当たりが良くて暖かい河原でのことだ。(最初はサクラだと思った。何故だろう?)


林道終点で矢原川の支流を渡ると次の花に出会うがツボミばかり。色付いているものは希だ。予報では次週も寒くなるとのこと。小屋を過ぎ、斜面をジグザグに登って尾根に乗るが、470m位までは白いツボミを見られた。



辛い急登が続き、ようやく778mで仙鶏尾根に乗った。足下の標識を雪から掘り出せば「仙鶏尾根コース」とある。登り着いたとの思いと現在地確認でほっとする。北側の展望が開けて鎌ヶ岳まで見通せた。
いったん鞍部に急下降し、植林から落ちる雪に用心しながら野登山の林道に這い上がると、一ノ谷からの単独行者がトレースを残していた。ここまでの往復だろうか。
林道を歩いて、山頂部東端の国見広場まで足跡を追った。広場からは展望良好なり。宮指路岳から右の山々が並んで見え、雨乞岳が白い。





三角点で標石を雪から掘り出し、それらしくもない池を経由して野登寺に参詣、坂本道(表参道)を下山した。出会った登山者は、坂本道を大荷物で登ってきた若者一人だけ。
例の施設は寝転んでいる。NEDOから産業総合技術研究所に委託され、平成14年度に研究が完了した「離島における風力発電システムの開発」に係わるものらしいが、このまま放置されて粗大ゴミ化するのだろうか。
地図の大きさ:600×150 600×500 600×700
地図の大きさ:600×150 600×500 600×700 説明:地図表示について
GPS(Garmin eTrexH)で取得した軌跡を編集して地形図に描画した。(赤線:登路、青線:下山路、:夢創庵、
:風力発電施設、
:「林道」標識)
行程表
8:26 | 駐車場 |
10:57 | 仙鶏尾根 |
11:22 | 野登山・林道 |
12:30 | 野登寺 |
14:11 | 駐車場 |