鈴鹿:ハライド・国見岳・御在所岳
花見登山。風越峠からアカヤシオが咲くコブ尾根に入り、ハライド、国見岳、御在所岳を歩いた。国見岳、御在所岳の山頂で僅かな開花を見たが、アカヤシオの中道での開花前線は標高1130m付近。良く咲いているのは1000m付近までだ。今年の開花は大幅に遅れている。
- 登山日
- 2011年5月5日木曜日
- ルート
- 鳥居道駐車場-東海自然歩道-風越峠-コブ尾根-ハライド-ヤシオ尾根-国見岳-御在所岳-中道-裏道-鳥居道駐車場
コブ尾根・ハライド
鳥居道駐車場に自動車を置いた。山神に参詣し、希望荘前を歩いて「おおるりばし」から東海自然歩道の山道を歩く。スギの植林帯を抜けると、ツバキの花が沢山落ちている。風越峠も同様だ。




風越峠からコブ尾根に入り、南コブ(723m)の南面を通過。痩せたササ尾根を下り始めるとアカヤシオが登場した。尾根北側に次々と現れ、ミツバツツジも混じる。高度は充分あるのだが、予想外の早い御出ましに驚いた。登山道のササは刈り込まれており、御陰様で苦労なく歩ける。




820mピークの北面ガレから御在所岳が見える。中道からの遠望では、この付近から西にアカヤシオの花色を見たが、実際はかなり東までアカヤシオの領域は広がっていた。




ハライド山頂の標識には、風越峠・南コブを示すモノが追加された。しかし、風越峠からは一部で踏み跡が薄い。また、観光協会の標識をコブ尾根の2ヶ所で見たのみ。まだ標識は未整備な状態だった。
双眼鏡で見る御在所岳は、中道上部のクサリ場やテラスの登山者、開花したアカヤシオ、藤内壁上部の残雪など面白い。一方で、釈迦ヶ岳から水晶岳の県境尾根には、以前と同様にアカヤシオが見えない。何故だろう。県境尾根から離れた三重県側にはあるようだが。ハライド山頂から腰越峠のケルンに下り、ヤシオ尾根の登山道を登る。シャクナゲのツボミは堅い。
ヤシオ尾根・国見岳




ようやく青空に変わったが、三岳寺跡からの登山道を併せる1020m付近では、まだツボミが多い。雨乞岳には念仏ハゲ上部に残雪が見える。この春は残雪が多く気温が低かった。


県境尾根では、アセビは満開だがアカヤシオはボチボチ。まだ国見岳北面にもほとんど見えない。登山道には木馬、岩にはステップが刻まれ、随分と歩きやすくなった。そんな登山道にはひと塊の雪が残り、バイカオウレンが少し咲いていた。このあたり、行き来する登山者で賑やかだ。朝明渓谷からの往復か。
御在所岳




国見峠から御在所岳の三角点へ登り、ロープウェイからの観光客に混じってひと休み。ここは携帯電話を利用できるので、安否情報をメールで発信しておく。
レストラン前では、まだソリ遊びが続くが雪量は限界に近い。日当たりの良い朝陽台で僅かながらアカヤシオが開花。膨らんだツボミが富士見岩まで続いている。例年なら5部咲から満開くらいの時期なのだが、開花が大幅に遅れている。

中道を下山する。岩壁北面のテラスまでアカヤシオの開花前線が登ってきたが、まだ花色は薄い。




1000m位まで下りると良く咲いている。車道歩きを短縮するために裏道へ抜けた。四の渡し東側で残ったアカヤシオを見上げ、新堰堤の巻道でアカヤシオ一株を見つける。ここはサクラの領域だと思っていたので意外だ。鈴鹿スカイラインに下りて自動車の回収に向かう。昼食はポカリスエットです状態で10時間、歩き回って花見を堪能した。
地図の大きさ:600×150 600×400 600×600
地図の大きさ:600×150 600×400 600×600 説明:地図表示について
上の地図は(Garmin eTrexHで取得した軌跡を編集して地形図に描画したものである。コブ尾根、ヤシオ尾根では、尾根北側の随所で道草をしている。(:鳥居道駐車場)
行程表
6:35 | 鳥居道駐車場 |
7:19 | 風越峠 |
10:22 | ハライド(10:22-10:39) |
12:14 | 県境尾根 |
12:46 | 国見岳 |
13:28 | 御在所岳・三角点(13:28-13:33) |
14:04 | 富士見岩 |
16:21 | 鈴鹿スカイライン |
16:48 | 鳥居道駐車場 |