1. 鈴鹿山脈/登山日記
  2. 山行記録
  3. 2012年6月17日

鈴鹿:三池岳

久し振りの八風峠。八風渓谷から中峠に登り、仙香山、八風峠、三池岳を巡った。大雨の被害を受けた谷たが、歩いた登山道は問題なく復旧していた。

登山日
2012年6月17日日曜日
ルート
八風渓谷-中峠-八風峠-三池岳-お菊池-八風渓谷

中峠

雨雲が去り、天気予報は午後から晴れと宣う。体力維持に御在所岳へ向かうが、大雨で鈴鹿スカイラインは冬季ゲートにて閉鎖。今朝、災害情報提供センターのデータは、何故か現場付近では欠測だらけだったはず。何を道路閉鎖の指標にしているのやら。(三重県道路規制情報によると、台風4号が接近した6月19日10時から、道路崩落で武平峠がまた通行止だ。)

車道歩きが嫌なので方向転換し、久々に八風峠へ向かった。かつての射撃場付近に自動車を置き(怪しげな小屋あり)、GPS(eTrexH)の軌跡データを初期化するが、いつの間にやら電源が切れている。困ったものだ。

場所によっては大きく雨水に削られた林道を歩く。伊左衛門の碑、八風神社中の鳥居(昭和3年)、嘉助の碑、八風神社御旅所の碑(昭和3年田光切畑軍人会)と続き、荒れた河原に降りると、目前を横断するシカが一頭ある。再度林道が現れ、終点の堰堤前で右岸へ徒渉して山道になる。

河原に立つ標識に出会うと八風峠を案内しているが、水晶谷を遡るペンキマークに従って中峠の道を行く。嫌な所もあるが、登山道は概ね安定している様子。しかし、なかなか県境稜線に着かない。

写真1写真2写真3

暑苦しい登りが終わり、ようやく中峠に飛び出すと雲が取れて展望が広がる。風があって心地良い。南の仙香山(983m)へ道草に出掛けた。

八風峠・三池岳

写真4

風が吹き抜ける県境稜線を行く。展望良好。やがて、白砂の八風峠を見下ろして、八風大明神の石碑が建つ峠に到着。鳥居を通って県境稜線を行けば、今日、唯一出会った登山者カップルと挨拶。ガレを登り、右折して県境稜線を離れ、三池岳の三角点を通過する。

写真6写真7

東へ向かう尾根を歩き、北側に現れたガレを通過するとお菊池に到着した。付近に「界」と刻まれた新しげな石杭あり。東へ下った福王山付近は未だに行政境界が未確定だが、ここに境界杭が必要なのだろうか。池の水は南へ落ちるように造作されている。何かと事情があるのだろう。

雨後のこと、お菊池の外側にも水溜まりができていた。13年前はササの中だったが、周辺はササ枯れでスッキリしている。ここにも、モリアオガエルの白い卵塊が見えた。

お菊池からは急下降で膝の負担が大きい。記憶にある鳥獣保護区の標識で左折すると、ようやく勾配が緩んだ。右側(南)へ降りる道を探すと踏み跡が2つ。直進は植林帯に入り登山道でない雰囲気だが涼風が救い。最初まで引き返して1番目の分岐を試すと崩壊斜面に出る。かなり下に新しい堰堤が見えて不可。木材を路肩保護に置いた次の踏み跡はペンキマークが現れて正解。植林帯の良い道を下ると林道に降りた。駐車地まで僅かだ。

行程表

11:15駐車地・登山口出発
12:41中峠 (12:41-13:08)
13:25八風峠 (13:25-13:33)
14:02お菊池
15:19駐車地
(作成 2012.06.22)