鈴鹿:竜ヶ岳
最近開設された宇賀渓からの遠足尾根ルートで竜ヶ岳に登った。遠足尾根に登り着くまで急登で苦しいが、古い道形が残る遠足尾根は刈り込まれて歩き良く、展望を眺めて歩く優良ルートだった。
- 登山日
- 2012年12月23日日曜日
- ルート
- 宇賀渓-遠足尾根-竜ヶ岳-石榑峠-小峠-砂山-宇賀渓
遠足尾根・竜ヶ岳
宇賀渓駐車場の出発が遅れた。500円を支払い、駐車場の清潔な手洗いに飛び込んだ。管理人によれば、大雨被害で通行止のホタガ谷登山道は来年の復旧だろうとのこと。
林道を歩き、ホタカ谷手前で標識に従い遠足尾根ルートへ入る。植林帯の急勾配はジグザグの登山道。良く整備されているが苦しい。下方から犬の鳴き声と発砲音が聞こえた。勾配が緩んだ630m付近では岩石が堆積する尾根から山頂が望まれる。再度、植林を登れば、いなべ市役所の標識が立つ明るい遠足尾根に飛び出した。





やがて良く歩かれた道形が現れる。樹林がササ原に変わると展望が広がった。通行止のホタガ谷登山道(裏道)を合わせて雪が詰まった道を歩く。早かった11日の雪は大方溶けたが、場所によっては凍結している。
竜ヶ岳山頂は雪が溶けて殺風景。青空は雲に隠され、西風が冷たいので早々に退散する。かつて山頂はササ中にある円形の切り開きだったと記憶している。その後に切り払われたが、ササの勢いも減じたようだ。遠足尾根は長距離だが危険箇所の少ない登山道だった。ここまで3組、10人の登山者に出会っている。下図は Garmin eTrex30 による軌跡を編集して地理院地図に描画したもの。
表道・石榑峠・砂山
山頂から表道を下りた。しばらくは顔面が凍りそうな風に曝されるが路面凍結はなし。軽快に重ね岩まで下り、東へ振って掘割道を下りた。石榑峠には滋賀県側から自動車2台が来ていた。例のコンクリート障害物は健在、電波塔は撤去されている。
小峠には長尾滝へ下る標識はあるが、熊谷のものは見当たらない。小峠から切り開きの崖っぷちを登り、尾根に乗って砂山の遊歩道へ下りたが、下る尾根を間違えて地図にこの軌跡が残った。砂山を通過すると音を立てて雪が降り、雨に変わった。雨傘をさして石段を下りる。竜ヶ岳の下山に砂山遊歩道は冗長に過ぎたようだ。竜ヶ岳山頂以降、登山者に出会っていない。ただ、ヤマドリが目前を横断したことに気付いたのみ。
宇賀渓観光協会のサイト
調べていると、宇賀渓観光協会のサイトが4月にオープンしており、リンクに小屋番日記(追記:閉鎖されてしまった)を見つけた。当然ながら竜ヶ岳の登山道情報などあって参考になる。下山後、登山届に無事下山の書き込みをしていると出てきた人かな。
行程表
9:33 | 宇賀渓駐車場 |
9:50 | 遠足尾根ルート登山口 |
10:50 | 遠足尾根に乗った |
11:51 | ホタガ谷登山道を合わせる |
12:29 | 竜ヶ岳山頂 |
13:35 | 石榑峠 |
13:55 | 小峠 |
14:45 | 砂山 |
15:49 | 宇賀渓駐車場 |