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鈴鹿:御池岳

御池岳は濃密な背丈を超えるササ藪が嫌で、山火事(1996年5月25日)以降も2回しか登っていない。今日はササ枯れした山頂部で初めての池巡りを目論んだ。元池、真ノ池、幸助ノ池しか知らなかったが、新たに8つの池に出合った。

登山日
2014年11月30日日曜日
ルート
鞍掛峠-元池-お花池-御池岳(丸山)-ボタンブチ・幸助ノ池-鞍掛峠

国道306号線

ようやく鞍掛峠の三重県側が11月5日に開通した。コグルミ谷には「崩落のため現在通行止めです」とあり、駐車している自動車はない。ほぼ満杯の鞍掛トンネルの登山口に自動車を置いて出発した。

御池岳

写真1

登山口から植林を登る。ヒノキは成長したが多くは根元で曲がっている。ゆっくりと地滑りしている証拠だ。鞍掛峠では、何時の日か新品だった石地蔵が場所を変えて祠に収まっていた。

鈴北岳を目指して県境尾根を登ると快晴の青空に展望が広がる。正面方向の太陽がまぶしい。最後の急斜面を登り、小さなドリーネを見て鈴北岳に到着。見渡すテーブルランドにササ藪はない。代わりにシダが褐色の絨毯のようにまだら模様を描いて広がっている。

地図の大きさ:600×150 600×400 600×600

地図の大きさ:600×150 600×400 600×600 説明:地図表示について

上図はGPS(eTrex30)により池の位置を地理院地図に記録したもの。

元池に立ち寄り、断崖沿いの樹林に入るとシカが逃げていく。尾根沿いに西進すると左に水面が見えた。目的のお花池か。名札の類は見当たらない。この後は断崖沿いの尾根を東進する。大小のドリーネと池が現れる。深いドリーネには底部の岩の間に穴があるように見える。池は意外なところにもあった。それでも地図上のプロットと衛星写真を比べると、かなりの数の池を見落としているね。

御池岳山頂の丸山で登山者達と再会し、ボタンブチと幸助ノ池へ行く。幸助ノ池はシカの糞だらけで食事向きの雰囲気でなくなった。今日はここまで。予想以上の池に出合ったので、名前がないと識別に困る。検索すると「山たまごの東海岳行」の「池ものがたり」に地図などあったので参考にさせてもらう。

写真2写真3

左は元池、背後は鈴北岳。右はお花池と思われる池。以下同様。

写真4写真5

左は名称不明。右は中池。

写真6写真7

左は丸池。右は尾根の上にあり上池のようだがヌタ場。

写真8写真9

左は山西池で小さい。右は「御池岳頂上」の標柱。ほんとうに頂上なのかは怪しい。

写真10写真11

いずれもボタンブチにて。濃い褐色の部分は枯れたシダ。

写真12写真13

左は幸助ノ池。右は風池。

写真14写真15

適当に歩いて日本庭園の十字路(標識があるところ)に戻ったが、近いので真ノ池へも行く。左は真ノ池。右は北池。

天気予報の通りに曇り空に変わり、雲の底辺が丸山まで降りてきたのでテーブルランドから退散した。県境尾根を970mまで下りると、登山道の東側に小さなヌタ場があった。これも池に数えるのか。池とは呼べそうもない水溜まりをテーブルランドで3ヶ所見ている。ササ枯れの山頂部がこれほどの公園状態とは思いもよらなかった。

行程表

8:13登山口
8:35鞍掛峠
9:35鈴北岳
14:06鈴北岳
15:06登山口
(作成 2014.12.05、Google maps関係削除、OpenLayers2 → 6 に変更 2022.01.20)