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  3. 2016年12月17日

鈴鹿:能登ヶ峰

黒滝集落の登山口から能登ヶ峰の「鹿の楽園」を往復した。展望の拡がる簿雪の空間は感動的。ただし、残念ながら登山口から尾根に乗るまでの登山道が良くない。危ないので下山ルートを変更した。

登山日
2016年12月17日土曜日
ルート
黒滝-能登ヶ峰-柳が谷川右岸尾根-黒滝

登山口

黒滝集落の「黒滝農作業休養センター」前の駐車場に自動車を置いた。「能登ゲ峰」「鹿の楽園」の標識や、危険渓流なのか「柳が谷川」の消えそうな標識がある。

地図の大きさ:600×150 600×400 600×600

地図の大きさ:600×150 600×400 600×600 説明:地図表示について

赤線:登山路、青線:下山路、:標識、:池の東側

この地図は、GPS(Garmin eTrex30)による駐車地からの軌跡を編集して地理院地図に重ねたもの。

登路

駐車地から橋を渡って「柳が谷川」左岸の登山道を登る。しかし、小石混じりの湿った路面は滑りやすく、さらに谷側に傾いている。崩壊寸前の場所を慎重に通過して、標識がある尾根に乗った。この区間は、一般登山道として残すなら整備が必須と思う。

標識からはスギの植林帯。500mで雑木林になり、550mでまた植林になる。ここで道が曖昧になったが、雪で白くなり始めた斜面を登り次の尾根に乗る。600~640mの植林境界の尾根(東:植林)は風が強くて寒い。以降、緩くアップダウンする植林帯の登山道を登り、左に凍ったヌタ場が現れると三角点への登りとなった。

写真1 能登ヶ峰 シカの楽園

植林下の三等三角点は展望なし。右折して、鞍部から登り直した720mで植林帯から飛び出した。冬枯れの斜面にアセビが点在する。標識にあった「鹿の楽園」だ。展望が拡がり、北方には鈴鹿の山々が白い。萱刈り場が植林されずに残ったものか。

「点の記」を調べると旧点の記の様式が出てきた。俗称「野登ヶ峯」と記され、読みにくいが選定は明治23年か。「茅山」?が「山林」に書き換えられている。

下山路

写真2 能登ヶ峰 シカの楽園

下山は往路を引き返す。写真は三角点北側のP750の登りで振り返ったもの。なお、往路で不明瞭だった道は、P591東側の鞍部に標識の残骸があって道が下りていた。

「柳が谷川」左岸の道は滑落しそうで使いたくない。標識を直進するとP420でネットフェンスにご対面。フェンス沿いに右(南西)へ30mほどヤブを我慢して歩くと植林帯になる。次のピークの手前で東に下りると水を抜かれた池があった。窪地に手を加えて水利施設としたのか。明瞭な50cm幅の作業道が現れたので追うと、民家の屋根が見え、「柳が谷川」右岸に出て駐車場に下りた。

写真3 池写真4 駐車場に下りた

「鹿の楽園」にシカの姿なし。姿を見たのは550m以下でのこと。警戒音を発して逃げていく。登山者には出合わなかった。

行程表

9:26黒滝登山口
10:37能登ヶ峰・三角点
11:28三角点に戻った
12:09標識
12:29
12:35黒滝登山口
(作成 2016.12.18、OpenLayers2 → 6 に変更 2022.01.19)