鈴鹿:入道ヶ岳
椿大神社から井戸谷を登り、二本松尾根を下る一般登山道ルートを歩いた。井戸谷は右岸に渡って伏流になる所から残雪が現れた。二本松尾根はほとんど雪が残っていない。
- 登山日
- 2017年3月11日土曜日
- ルート
- 井戸谷-入道ヶ岳-二本松尾根
入道ヶ岳

大久保付近から見る入道ヶ岳は井戸谷に雪を残している。親の面倒を見ている内に出発時刻が遅くなったので、予定を変更して井戸谷~二本松尾根の無難なコースとした。
椿大神社の登山者用駐車場(P3)に入った。時刻は9:42、自動車24台が置かれている。何時ものように神社西側から林道を行くと広河原の駐車地は満杯。椿キャンプ場の道脇でミヤマカタバミを探すが咲き始めが一輪だけ、まだ早い。


井戸谷登山道に入る。石神のイワクラ(富士社)前を通過し、井戸谷に下りて二段ノ滝で左岸に渡る。現状、階段が整備されているが、その先の登山道は細くて危なっかしい。井戸谷登山道の下部は断崖になっている場所があり、体力が落ちた現状では下山に使いたくない。2007年に山菜採りの女性が滑落死している。採取の為に無理をしたのだろうか。
通報ポイント5標識が近づくと残雪が現れた。標識は積雪で傾いている。幸い、あまり踏み抜くこともなく残雪の斜面を登れた。谷上部に達すると吹き下ろす風が冷たいがペースは上がる。背後、V字型の谷から見る平野部には新名神高速道路の工事現場が見える。景観としては今ひとつになってしまった。雪崩の痕跡は見なかった。


入道ヶ岳山頂は風が冷たい。登山者のカップヌードルの悪臭が強烈。若い頃は食べていたが、いまは辟易とするモノがある。寒いので早々に三角点から二本松尾根を下山した。登山道は圧雪だが七分程歩けば路上の雪はなくなる。以降、夏道と変わりなし。通報ポイント5標識から植林帯になるが、間伐が終わった林内は明るい。
花


今年も花見に来た。僅かな花しかない。踏み荒らせば消滅するのではないかと心配している。写真を撮影するヒトは花のなかを登らずに、花がない東側斜面からアクセスするとか工夫が欲しいと思うのだ。
椿大神社

前回、神社に立ち寄らなかったので参詣した。別宮・椿岸神社では賽銭箱が除けられている。神前結婚式の準備かと思ったら、椿会館からの新郎新婦の行列に出合う。雨の日はどうするのかと無用の心配をした。
その椿会館の向かい側に新しい店・椿茶屋が開業している。小洒落た店で茶や常滑焼が置かれ、小規模なカフェになっている。店員は地元のおじさん、おばさん風。レジはタッチ式のスクリーンなのか反応が悪そう。昼食の代わりに買った草餅を食べながら駐車場に帰った。
体調など
山中では多数の登山者と出合った。井戸谷の残雪では六本爪の下山者がいたが、持参した道具は使わなかった。
主観的には体力低下が著しい。年齢相応か。ヒザの痛みは深刻でないが、藤原岳は心配なので登れない感触。帰宅後、鼻水と軽い目の痛みに悩まされる。花粉症だが個人的には軽傷の部類。今年もザイザル5mgを処方されている。
行程表
9:42 | 椿大神社・P3駐車場、出発 |
10:05 | 井戸谷通報ポイント3 |
12:32 | 入道ヶ岳・山頂三角点(12:32-12:36) |
14:04 | 広河原 |
14:55 | 椿大神社・P3駐車場 |