1. 鈴鹿山脈/登山日記
  2. 山行記録
  3. 2018年3月3日

鈴鹿:入道ヶ岳

花見の定期便。井戸谷右岸尾根の磐座・イシグラに登り、そのまま山頂へ。雪は少なめ、登山者多し。

登山日
2018年3月3日土曜日
ルート
井戸谷-イシグラ-入道ヶ岳-二本松尾根

井戸谷

時刻が遅くなったので、椿大神社の第3駐車場に自動車を置いた。40台くらいは駐車している。天気が良くて人出のようだ。林道を奥へ歩き、井戸谷登山道を登る。

昨年の台風後に復旧された登山道は維持されているが、大雨が降れば直ぐに崩壊しそうな危うさがある。登山道を補修してくれた方々には感謝。ただ、疲れた足では、この谷を下山に使いたくないので、登路にばかり選択してしまう。山菜採りの女性が滑落死したのは2007年だった。何か無理をしたのだろうか。

ルートは、途中で右岸尾根に登り、イシグラに立ち寄って尾根を山頂まで。「入道ヶ岳・磐座めぐり」に書いたが、戦前の一時期、イシグラ(天狗の遊び場)を経由するハイキングルートが設定されていた。井戸谷からイシグラへの登りが現在の登拝道としたら、そのあと何処へ向かったのか。冬枯れの時期、随分と以前に、ほぼ水平に歩いて井戸谷の6番標識辺りに行ったことがあるが無理な感じ。尾根を登ったとしても、現状は獣道程度で道の痕跡はない。軍隊式ハイキングなら何でも有りだったかも知れないが。

写真1 井戸谷写真2 イシグラ
写真3 井戸谷右岸尾根写真4 オオハゲ最上部

イシグラから少し歩くと、カマ跡のような窪地がある。石組みがないので、砂防工事用にオオハゲへ落としたのか。右岸尾根上ではシカの警戒音を聞くが、姿はまるで見えない。ここは雪が溶けて暖かいのだろう。フレッシュな糞が撒き散らされている。スリップして倒れたら悲惨なので慎重にならざるを得ない。

途中、オオハゲを見られる場所がある。以前,足下に打ち込まれていた木杭は見当たらない。シカが降りたのか地面が乱れている。オオハゲ最上部は記憶にある張り出し部分が崩落して垂直の壁になっている。

入道ヶ岳

写真5 入道ヶ岳、手前はタテイハクラ式のもの候補の下端部写真6 山頂

入道ヶ岳の山頂三角点には13時過ぎに到着。日当たりの良い山頂部に雪はなし。鎌ヶ岳や御在所岳も雪は少なめ。新調された繊維強化プラスチック製の鳥居は傾きが直されたようで直立していた。良いことです。遊園地の遊具でもあるまいし、虚ろな素材は情けないと思うが。

賞味期限が切れて4ヶ月のカロリーメイトを胃袋へ処分。何の問題もなかった。

二本松尾根

二本松尾根を下山する。登山道の雪は直ぐに消え、7番標識を過ぎて県指定文化財の看板まで降りると、登山道の北側で樹木の枯死が拡大しているように思える。冬とはいえ、見通しが良くなった。

出合った登山者は、時刻が遅かったので井戸谷で下山者多数、山頂で7組13人、二本松尾根で登山者1組2人、下山者単独1人。井戸谷ではイヌの鳴き声を聞いたが、姿を確認できなかった。ペットの入山禁止と書かれたテプラを何ヶ所かで見る。その通りだと思うが、猟犬は入らぬ訳にもいくまい。

某所の花

写真7 花写真8 花

花は無事に咲いていた。崩壊しやすい斜面なので台風の影響を心配した。少なくなったようには思う。縦方向に一筋に残っている現状なので、下手に踏み込むと全滅しかねない。現場の登山者達の行動は抑制的で安心した。

行程表

9:37駐車地(椿大神社第3駐車場)
10:02井戸谷登山道・通報ポイント1
13:03入道ヶ岳山頂(13:03-13:20)
14:38二本松尾根登山道・通報ポイント1(広川原)
15:07駐車場
(作成 2018.03.04)