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鈴鹿:菰野富士

菰野富士を南東側の「みろく山道」から登り、東海自然歩道の鳥居道駐車場へ下りた。帰路は近鉄湯の山駅まで徘徊した。

登山日
2019年1月4日金曜日
ルート
近鉄湯の山駅-菰野富士-湯の山かもしか大橋-湯の山温泉-近鉄湯の山駅

菰野富士

天気良好。朝の爺さんは安定していたので、介護は仕事休みのカアチャンに任せて自宅を出発。近鉄湯の山駅を11時に出発することとなった。

温泉道路を歩き、清気橋バス停を過ぎたところで鈴鹿スカイライン(国道477号)へ移動すれば「みろく苑」前に出る。ここから菰野富士を登る「みろく山道」は、2012年(鈴鹿:菰野富士 2012-12-02)に下山したので登山口は承知。検索すると「みろく山道」を整備した人のブログが残されており利用歓迎とのこと。有難く登らせてもらう。

写真1 みろく苑前から菰野富士写真2 みろく山道登山口付近
写真3 菰野富士山頂
写真4 御在所岳

登山口の目印は見当たらないが、登り始めは広い道。地理院地図に小さく記載された水槽から山道になる。ヤブの中の道だが電線と階段で明瞭。標高310mで展望台に到着する。ここからヒノキの植林帯となり、「陸軍用地」の石標を見ながら尾根を登れば、低いササが現れて標高369mの標識がある菰野富士の山頂に達する。

標高は低いながら展望抜群の山頂には年寄り登山者を中心に15人程。家族連れも西側から登ってくる。その西側の道を歩き、鳥居道駐車場へ下りて鳥居道山山神に参詣した。なお、「みろく山道」は短距離ながら急勾配、夏季にはヤマビルが出るらしい。

湯の山かもしか大橋

鈴鹿スカイラインを歩く。いつもの冬季閉鎖ゲート前には自動車が20台程。ゲートの左側から回り込んで通過。雪がない道を行く。

「湯の山かもしか大橋」の北詰では、その西側で鈴鹿スカイラインの新設ゲートが閉鎖されている。大橋も車道、歩道ともに閉鎖だが、車道ゲートの下を通ってもヨシと言っているように見える。腕立て伏せのスタイルで通過。雪が消えた大橋を歩く。これを歩いてしまうと、アップダウンが激しい鳥居道駐車場~湯の山温泉の東海自然歩道を歩く気にはなれなくなる。

写真5 湯の山かもしか大橋北詰ゲート
写真6 菰野富士写真7 雪が消えた湯の山かもしか大橋

地理院地図を見ると、昨年開通したこの大橋の長さは閉鎖ゲート間で285m、北側が高くて標高差は25mほど。大橋は勾配1/10程の坂道になっている。先月28日の雪で鈴鹿スライライン(12月10日閉鎖)に遅れて、この大橋も閉鎖された。(当日、夕刻に閉鎖解除)

南詰ゲートを通過すると自動車の渋滞。御在所ロープウエイ駐車場の空き待ちか。まったく動かない。大橋の完成でバス便は温泉街を迂回し、御在所ロープウエイへの直接乗入に変更された。大橋閉鎖中は従来ルートで運行だが、湯の山温泉の過疎化が進みそう。

ロープウェイの新ゴンドラを見上げてから階段を下り、中之島公園に行く。しかし、対岸への橋は水害による崩落で昨年に撤去され、目前の翠明館へ行けない。西側の車道へ迂回して翠明館でランチタイム。店の Facebookを見ると、近くまでカモシカが下りてくるようだ。店の前の石灯籠には「青滝不動尊常燈」とある。

温泉道路を駅まで歩く

写真8 御在所岳

路肩に雪が残り、少々危ない温泉道路を歩く。三ノ瀬では大規模な斜面工事が進行中。2008年、大雨による崩落で温泉が孤立化した現場はここだったか。バス停や三ノ瀬山神は移動し、湧水も消えてしまった。坂道で墓地へ上がると工事道路が延びている。

入ったことがない脇道へ。何故か新しい轍がある。道路が茂ってきたところに三重県知事の狩猟登録の表示がある。くくり罠かと思ったときには手遅れだった。地面の荒れ具合で気付きそうなものだが、登山靴のヒールと「かかと」がワイヤーに捕まっていた。引っ張る程度では取れない。「止め刺し」が来る前に脱出せねば。塩ビパイプをたぐり寄せ、蝶ナットを緩めてワイヤーを外した。やれやれ。ここは古い堰堤の工事道路なのだが。

サルの群れが集った民家を横目に湯の山駅へ向かう。電信柱に登ったサルが電線伝いに逃げていく。器用なものだ。

行程表

11:01近鉄湯の山駅
11:25みろく山道に取り付く
11:49菰野富士・山頂
12:09鳥居道駐車場
(作成 2019.01.05)