鈴鹿:油日岳
再度、西麓・高間みずべ公園からの登山ルートを確認するために入った。前回は、鈴鹿:油日岳 2002-12-01で同じルートを歩いている。結果、このルートは登山道としての整備が放棄されており、現状は廃道だった。
- 登山日
- 2019年12月21日土曜日
- ルート
- 高間みずべ公園-県境尾根コース-油日岳-展望コース-高間みずべ公園
県境尾根コース
高間みずべ公園は冬季休業中。青野川右岸側の駐車場は閉鎖なので、左岸側へ廻ると9台分の駐車場が開放されていた。自動車を置いて舗装林道を登る。
稲荷橋を渡ると高間稲荷神社の朱い鳥居があり、石碑には「高森大神之行場、開設明治四十三年」とある。前回あった県境尾根コースの標識は見えない。対岸の植林尾根上に良い作業道があったが、稲荷からは崩れそうな危ない道だ。稲荷橋の西側でこの尾根に取り付けば良かったのかも知れない。


作業道は尾根を登るが、県境尾根コ-スを追って水平に雑木林へ入った。しかし、古い赤テープを見つけ、カマ跡を見るが、これ以降は踏み跡がはっきりしないので道探しを諦めて尾根に登った。やがて尾根上でテープに再会し、三重・滋賀の県境尾根に達した。
県境尾根を油日岳に向かうと、直ぐに奧余野森林公園駐車場の標識があり登山道を右下に分ける。頂上が近づくと、再度、奧余野森林公園駐車場の標識があって三馬谷からの登山道を分け、その先で高間(展望コース)の標識を見る。あと僅かで山頂だ。
地図の大きさ:600×150 600×300 600×500
地図の大きさ:600×150 600×300 600×500 説明:地図表示について
この地図は Garmin eTrex30 により取得した軌跡を編集して地理院地図に重ねたもの。赤線:登路(県境尾根コース)、青線:下山路(展望コース)、:高間稲荷、
:カマ跡、
:テープに再会、
:標識(奧余野森林公園駐車場)、
:標識(高間展望コース)、
:林道終点
油日岳


少し古くなったが岳大明神(油日荒魂神相殿罔象女神)の祠に変わりなし。「岳ごもり」の参籠所に行ってみる。扉がない小屋の前は藪の斜面。正面左に笹ヶ岳が見えるが、油日神社は何処だろう。馴染みがない地域なのでサッパリ分からない。
展望コース
高間の標識に戻る。標識から始まるトラバース道は、直ぐに道の痕跡に変わり、参籠所直下にある西尾根の平坦地に至る。前回はここで展望を得られたが、現状は雑木が茂っている。下降口のイバラを植木鋏で一部撤去したが入る気になれない。


仕方なくササ枯れの斜面を北側の谷へ下り、獣道を使って植林の尾根に戻った。ここで、主尾根を確保しなかったことが失敗。小尾根が多数派生しており、足下の悪さに気を取られて徘徊することになった。礫と砂の斜面で、まともな作業道が見あたらない。ようやく目的の尾根に復帰し、刈り払われた雑木が散乱する尾根を下降した。
下降地点は二俣。右俣、左俣、合流点の三ヶ所に新しい堰堤があり、合流点堰堤の下流左岸側には倒木ジャングルが見える。しばらく思案したが、合流点堰堤を左岸側から越え、倒木ジャングルを強行突破すると林道の終点があった。これ、片付けないと山仕事を出来ないのでは?
この先の林道のT字路で所要時間未記載の展望コース標識を見て、高間稲荷経由で駐車地に戻った。高間みずべ公園は良く整備されているが、登山道には手が入っていない。市町村合併後の甲賀市は鈴鹿の山に興味がないようだ。
行程表
10:06 | 高間みずべ公園、出発 |
10:15 | 高間稲荷 |
10:49 | 県境尾根 |
11:44 | 油日岳(11:44-11:57) |
13:25 | 林道終点 |
13:43 | 高間みずべ公園 |