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  3. 2020年11月14日

鈴鹿:ブナ清水・水晶岳

朝明渓谷から水晶岳に登った。途中、根ノ平峠の手前でブナ清水を往復。水晶岳からは中峠経由で下山した。中腹の黄葉はそろそろ終わりだ。

登山日
2020年11月14日土曜日
ルート
朝明渓谷-ブナ清水-根ノ平峠-水晶岳-中峠-朝明渓谷

ブナ清水

朝明渓谷の駐車場手前で停められた。既に満車なので、三休の湯の入口駐車場へ入れとのこと。料金は500円、駐車率は二割くらい、出発は8:30だった。

徒歩5分でいつもの駐車場に到着。渓谷道路のカエデが良く紅葉している。伊勢谷小屋の橋を渡って千種街道を歩き、根ノ平峠手前の標識でブナ清水へ。

写真1 ブナ清水への道写真2 ブナ清水
写真3 ブナ清水写真4 ブナ清水
写真5 ブナ清水写真6 ブナ清水
黄葉した木々は大方は葉を落とし、どこが踏み跡か分からないくらい。日当たりの良い山道から山陰に入り、少し急斜面を登れば台地のような空間。ブナ清水まで僅かだ。この時刻、伊勢谷源流部のブナ清水は日陰だが、北側のピークは日当たりが良い。地形図では針葉樹林の記号が多数あるが、周辺はブナ林なのだとか。

しばらく周辺を散策し、往路を引き返して根ノ平峠へ。ブナ清水への道で出合った登山者は5組、11人。駐車場を満車にした登山者は何処へ行ったのやら。

水晶岳

近江・伊勢国境の根ノ平峠に立てば、名古屋方面の平野部が僅かに見える。昔の人には名古屋城が見えただろうか。(この峠に焚き火跡があるが何処の阿呆だろう。)

写真7 釈迦ヶ岳

根ノ平峠から県境尾根を登ると水晶岳の手前で釈迦ヶ岳が見える。手前の水晶岳東尾根は良く紅葉している。

水晶岳山頂は県境登山道から西へ入る。「永源寺ダム御在所雨量局」の施設があり、三等三角点の標石が露出している。さすがにこんなモノは見た記憶がない。点の記には造標は大正三年とあるが、それ以降に表土が流失したのだろう。雨量局の設置が原因か。前回の水晶岳は1988年だったが、山頂は伐採されて平らだったと記憶している。

写真8 水晶岳写真9 水晶岳三角点
写真10 朝明渓谷写真11 中峠
写真12 猫谷を横断する写真13 朝明渓谷にて

中峠へ下る。途中、伊勢谷小屋の入口付近で紅葉しているカエデが見えた。

中峠からの下降は谷沿いの山腹道。曙滝までの急降下は危険で爺さんには厳しい。次回があればこのルートの選択は止めよう。曙滝からは良い道で、水量少なめの猫谷を横断して林道に飛び出した。

駐車場には大型バスが2台。朝に見た1台はイブネまで日帰りとある。帰った三休の湯の入口駐車場も盛況だが、満車にはならなかったようだ。

水晶岳は何処にあるのか

水晶岳に「御在所雨量局」とは、これ如何にと思う。四日市から見る水晶岳はクラシ・イブネの稜線の下にあり、独立した山としての存在感はない。

そんな県境上の小さな山に「水晶岳」の名称は違和感がある。どうやら「水晶岳」の位置は、根ノ平峠の南から現在位置へ移動したようだ。この経緯を承知している範囲で「水晶岳は何処にあるのか」に整理した。

行程表

8:30三休の湯入口の駐車場
9:36ブナ清水入口(根ノ平峠手前)
10:15ブナ清水(10:15-10-45)イシグラ
11:16ブナ清水入口
11:20根ノ平峠(11:20-11:27)
12:06水晶岳(12:06-12:12)
12:36中峠
13:33猫谷林道
14:17駐車場
(作成 2020.11.15)