鈴鹿:小屋山・梓山
カタクリが咲く林蔵坊(米原市枝折)を訪ね、植林の山である小屋山、梓山を周回した。
- 登山日
- 2022年4月5日火曜日
- ルート
- 林蔵坊-小屋山-梓山-天神水
林蔵坊
林蔵坊は植林の谷間にある小さな建物で、その手前の斜面にカタクリが幾らか咲いているが、日当たりは良くないように思われる。不動明王にお参りして、カタクリと緑葉を出したザゼンソウなどを見て回った。
林蔵坊入口の案内板には、駐車場がないので集落入口の草の根広場に駐車せよとある。




林蔵坊入口から狭い道を東へ歩くと前川酒造がある。廃業なのか、休蔵なのか。酒は造られていない。さらに東へ歩けば地道となってスギの植林へ入っていく。遠方に見える残雪の山は霊仙山か。
地図の大きさ:600×150 600×300 600×500
地図の大きさ:600×150 600×300 600×500 地図表示について
赤線:登山ルート、青線:下山ルート、:配合工室、
:仕上工室、
:小屋山、
:中間ピーク、
:梓山、
:関電北近江線157鉄塔、
:林蔵防、
:天神水
この地図は Garmin eTrex30 により取得した軌跡を編集して国土地理院の地形図(地理院タイル)に重ねて表示したものです。
小屋山
今日は登山地図にある小屋山、梓山を枝折集落から周回するルートを反時計方向に歩く。
川の右岸側の林道を歩いて橋を渡れば小さな建屋があった。入口に配合工室とあり、説明板に流星火薬庫とある。あのロケット花火の製造所だ。構造はコンリート外壁と金属製の軽量な屋根。火薬取締法の製造許可を継続しているのか、施設の状況は良好に見える。
流星を何時か見物したいと思っていたが、現在は定期的な祭事はなく、存続も難しいらしい。検索しても記事が少ない。こんなところか(旧米原町枝折地区の流星まつりの概要を知りたい:国立国会図書館、流星打ち上げ・米原市:Wayback Machine )。


林道から左上へ幅広の道があるので登ると同様の仕上工室があり、その背後の尾根に溝状の登山道があった。尾根上に明瞭な溝道が続くが、400m付近で尾根から離れて左へ行ってしまうので、踏み跡がない尾根を直登し、梓山-小屋山間の尾根に上がる。東側に作業道(ブルドーザで切り開かれた道)の終点があったので、これを歩き、小屋山の直下から斜面を登って501m標高点に到着。スギやヒノキの植林で展望なし。
梓山
小屋山から尾根を北に歩いた。中間ピークにはカレンフェルトのような岩があり、東は植林、西は冬枯れの雑木林で明るい。この中間ピークを下ると東から作業道が来て、尾根沿いに北進している。梓山の下で東へ行く作業道と別れて植林境界を登れば、今度は東から来る作業道の終点に登り着いた。
良く管理されている植林を東へ歩き、三等三角点「梓山」に到着。保護石はなく、ICタグも埋め込まれていない。江戸期の国絵図(天保国絵図)を見ると、この付近に「梓山名所」とあるのだけれど、植林前はどの様な場所だったのやら。


作業道終点に戻って尾根を下る。関電の北近江線157号鉄塔を通過し、南南西へ尾根を下ると何度かルートを外した。158号鉄塔は通過していない。「火の用心」の小さな標識が何ヶ所かにあるけれど登山者による目印はなく、明瞭な道が各所で現れるものの倒木を跨ぐ内にルートを外した。
下降に使った尾根を除き、このルートには少ないが目印があった。ただ、時計方向に周回すると小屋山から下降する尾根を見つけ難そうだ。
天神水


公園化された天神水の施設でひと休み。小さい駐車場があるが、枝折集落内は道が狭いので普通車で進入するには度胸が必要かも。
行程表
11:37 | 林蔵坊、出発 |
11:52 | 配合工室 |
13:13 | 小屋山、山頂 |
13:35 | 中間ピーク |
14:11 | 梓山、山頂 |
14:32 | 関電北近江線157鉄塔 |
15:14 | 林道へ下りた |
15:23 | 天神水、到着 |