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  3. 2023年4月4日

鈴鹿:御在所岳

中道を11ヶ月ぶりに自分の足で登り、下山は無難に御在所ロープウエイを利用した。今年はアカヤシオの開花がとても早い。

登山日
2023年4月4日火曜日
ルート
中道-御在所岳-ロープウェイ

御在所岳

昨年5月に自宅で右ヒザを痛めて以降は登山を自制していたが、回復状況を確認するために中道を登ることにした。重いカメラは諦めて、荷物の軽量化のために12年前の軽いコンパクトカメラ(P7100)を持ち出した。

9時過ぎ、満車間近の中道駐車場を出発し、ゆっくりと中道を登ればオバレ石まで所要時間がなんと1時間。既にアカヤシオは開花しているが花は少なめ。今年はあまりにも開花が早く、現状は早咲きの株だけが咲いているように思える。ミツバツツジも日当たりの良いところだけに花が目立つような。ここまでタムシバの花は少なめに見えた。

写真1 アカヤシオ、中道650m写真2 ミツバツツジ、中道690m
写真3 シキミ、ロープウェイ架線下写真4アカヤシオ、五合目にて
写真5 タムシバ写真6 アカヤシオ、キレットにて

開花しているアカヤシオは少ないが、オバレ石、五合目、地蔵岩手前と続き、立岩下降口の西側で開花した2株を見た。ここが、今日の開花前線(890m余り)になる。第4号杭のツボミは少なめ。キレットでは1株が開花目前だった。どれも例年に早咲する株だが、これほどに早いアカヤシオの開花は記憶にない。

写真7 タムシバ、木梯子の上にて写真8 アカヤシオ、木梯子の上にて

キレットを通過し、急坂を登って木梯子(950m)の上に出ればタムシバの花とアカヤシオの紅いツボミを見る。ここを過ぎれば、七合目手前までの間でササ枯れが進行している。近い将来に中道が丸裸になりそうだ。

気温は低くて荷物も軽い。運動強度が不足していると思うが、胸突き八丁をユルユルと登って富士見岩までゆったりと3時間27分。まったく疲労感がないままに到着してしまった。右ヒザに支障なし。

写真9 アカヤシオ、山頂朝陽台にて写真10 バイカオウレン

朝陽台で早咲きするアカヤシオを見れば、先端が紅いツボミが幾つか混じっている。今日が4月4日とは思えない。強風が吹くし、寒波もあるので、このまま開花するとは思えないが、それにしても今年のアカヤシオは早い。下山は予定の通りロープウェイにて。

自動車の回収

御在所ロープウエイの駅から中道駐車場まで温泉街の道を歩く。撤去された蒼滝橋では新しい橋の工事が進んでいる。

写真11 イカリソウ、植栽されたものの生き残りか写真12 蒼滝橋の新設工事
写真13 「左一ノ谷」石標写真14 ミヤマカタバミ

朱い大石橋で左岸に渡って階段道を登れば右側に石標がある。「左一の谷」と刻まれていたと記憶しているがマツが邪魔になってきた。その上方で荒れ始めている建物は一心堂だったか。記憶が曖昧だが鍼灸の看板があったはず。昭和47年の「温泉」9月号には、湯の山温泉には温泉芸者70人、あんま20人とある。

営業している三鈴荘前を通過すると道の左右から枝が伸びている。誰も切らない。右の対岸には崩壊した建物が見える。左のヌード劇場は撤去されて久しい。

車道が近づくと階段道にミヤマカタバミが咲き始めた。石段にコンクリを敷く前は他にも花があったので残念に思う。サクラが風に散って足下に落ちる。四日市の自宅周辺に比べて2日くらい遅いだろうか。意外と差がないが、今年ばかりのことかも知れない。

車道を歩けば左側で建物の撤去工事をしていた。一の谷茶屋跡のスマックの看板は白く塗り直されて「有料P¥500」とある。利用ルールがはっきりとして良いかも知れない。ロープウェイ駅から中道駐車場まで1時間1分を要した。

行程表

9:21中道駐車場、出発
12:48富士見岩
(作成 2023.04.06)