鈴鹿:正法寺山
正法寺山(381.1m、滋賀県日野町)に登り、下山後に周辺を徘徊した。正法寺のフジは七部咲くらい、鎌掛谷ホンシャクナゲ群落は早くも満開を過ぎていた。旧鎌掛小学校は昔のまんまの雰囲気だった。
- 登山日
- 2023年4月29日土曜日
- ルート
- 正法寺正門-正法寺山-正法寺駐車場
正法寺山
三重県側は曇り空だったが、武平トンネルを出た滋賀県側には青空があった。正法寺の駐車場を6:14に出発。登山口表示を左に見送り、舗装路を南へ歩いて正法寺の正門へ向かう。途中、寺の藤棚が見えるが、山陰なので朝日が当たっておらずに薄暗い。
地図の大きさ:600×150 600×300 600×400
地図の大きさ:600×150 600×300 600×400 地図表示について
赤線:登山ルート、青線:下山ルート、:正法寺駐車場、
:稲荷神社、
:絆の御神木、
:頂上観音、
:岩の間を通過する、
:旧鎌掛小学校
(この地図は Garmin eTrex32x により取得した軌跡を編集して国土地理院の地形図に重ねて表示したものです。)
正門側にも登山口表示があり、赤い鳥居の階段を登って稲荷神社の前に出る。左手に大日堂があるが登山道がはっきりしない。探せば稲荷神社の右の低いササの中に道があり、不明様な踏み跡を追うと標識があって駐車場からの登山道に出た。
以降は明瞭な道が続く。植林から雑木林に変わり、山の北側に回り込むと朝日で明るい。鎌掛側の展望が開けると二本の木が融合した「絆の御神木」がある。集落のなかには旧鎌掛小学校が大きく見える。そして、気持ちよい尾根道の先に頂上観音の祠があった。




頂上観音から細くなる道を三角点へ向かった。途中、綿向山方向の展望がある電波施設、緩いピークふたつがあり、尾根上にある岩の間を通過して三角点へ登った。雑木林で三角点は展望なし。三角点から最高点へは明瞭な道がない様子なので正法寺へ引き返した。今日はクモの巣の相手をしたくない。
正法寺のフジ
正法寺には地元っぽい人達が集合していた。八時から境内の掃除と会場設営、協力金徴収所の開設の手順だろうか。藤棚の一部が朝日で明るくなっていた。


正門から見ると、右が地蔵堂、左が閻魔堂、その閻魔堂の奧が藤棚になる。あまり大規模なものではない。残念ながらフェンスがあり藤棚内へ入れない。シカの食害対策か。フジの花は七~八部咲きだが花見には充分かも。今春はどこも花が早い。
正法寺を出る頃には閻魔堂が開扉されており、薄暗い中から赤い顔の閻魔大王がこちらを見ていた。既に協力金相当額を賽銭箱に入れてあるのでお咎めはないと思う。
鎌掛谷ホンシャクナゲ群落
シャクナゲ群落の入口駐車場まで自動車で移動した。8:30分の駐車場には2台のみ。人の気配はなくて閑散としている。駐車場から車道を歩き、石楠花池の入口からBコース(健脚コース)経由で展望台まで30分ほどだった。


花は多いようだが、満開を過ぎているためか、或いは日射の角度によるものか、展望台から見るシャクナゲは色が冴えない。昨年は花が少ないと匙を投げていた日野町観光協会のサイトは、27日に「満開を過ぎた」と告知している。
帰路は耶斧岨川沿いの歩道をゆっくり歩いた。駐車場から往復1:20ほど。駐車場に戻ると自動車が増え、土産物屋は開店していた。
旧鎌掛小学校
青空があるうちに旧鎌掛小学校(しゃくなげ学校)へ移動した。公開日が限られているので良い機会だ。昔のままの姿で小学校の木造校舎が残っている。




入ったことがない校長室は出入り自由。職員室はスタッフ用で入れない。教室へ入れば机の天板はスチール製。木製の記憶しかないが冬は冷たかったのでは。一部の教室や廊下は古民具置き場になっている。この建物は某アニメの聖地らしい。滞在は10:10から一時間ほど。このアニメの世代かも知れない若者が少しいた。
この後、正法寺に戻ってダリア園にも入園。ボタン、シャクヤクの時期らしいが花の区別が付かない。シャクヤクはツボミばかりだったかも。花が風に揺れ始めた。お仕舞いにして日野町図書館に行けば「祝日」で閉館だった。滋賀県側に来たのに今日は図書館が全滅かぁ。失念していた。さっさと帰る。14:20頃に通過した武平峠は小雨だった。
行程表
6:14 | 正法寺駐車場、出発 |
6:21 | 正法寺正門側の登山口 |
6:40 | 絆の御神木 |
6:51 | 頂上観音 |
7:09 | 正法寺山三角点(7:09-7:13) |
7:46 | 正法寺駐車場 |